
【概要】
総務省が5月29日に発表した4月の完全失業率は、前月比0.1ポイント上昇の4.6%となり、3カ月ぶりに悪化しました。具体的には以下のとおりです。
1.完全失業者数は315万人。前年同月に比べ14万人減少しました。23か月連続の減少です。
2.求職理由では、 完全失業者のうち、「勤め先都合」は76万人と前年同月に比べ14万人の減少でしたが、「自己都合」は108万人と、6万人増加しました。
3.非労働力人口は4,504万人で、前年同月に比べ23万人の増加。14か月連続の増加です。
【意見・感想・解説】
今回は、総務省の労働力調査に基づく、完全失業率の内容を取り上げました。それにしても、非労働力人口の増加がすごいですね。
非労働力人口とは、簡単にいえば、働く意思がなかったり、働くことができない15歳以上の方たちです。勿論、その中には、学生や高齢者も入りますが、それにしてもこの増加傾向は驚きです。
一見、完全失業者数が少なくなっていて、良さそうに見えますが、完全失業者とは、働く意思があり、働くことができるが、仕事が見つからなかった人です。
すなわち、完全失業者が減って、非労働力人口が増えたということは、仕事を探すのをあきらめてしまった人も多いのではないかということが懸念されます。
長い人生、一時は、仕事をせず、自分を見つめ直す時期があっても、良いと思いますが、それが長期化すると社会復帰が困難になるリスクが生じます。
是非とも、できるだけ、よいかたちで社会復帰していただきたいと思います。



