ハラスメント対策 解説コーナー
相談窓口の対応
2. 事前確認
被害者や第三者から相談の申し込みがあれば、社内相談窓口では、調査を開始します。
調査は、ヒアリング(被害者・行為者・第三者)、メールや音声、スクショなどの記録の確認を中心に行います。
ここでは、社内相談窓口担当者のヒアリングにおける事前確認について説明します。
被害者からの相談内容
ハラスメント被害者からの相談内容はさまざまです。例えば、以下に示すような内容があげられます。
- パワハラを現在受けているので、何とかして欲しい。
- 同僚が、上司からパワハラを受けている。何とかして欲しい。
- 上司から厳しく指導されたが、これはパワハラではないか!?
ハラスメント相談シート
このように、どのような相談が来るかわかりませんので、相談担当者としては、いきなり相談されても、対応に苦慮することも考えられます。
そこで、あくまでも緊急性がないときが前提ですが、例えば、「ハラスメント相談シート」に事前に被害者に記入していただき、しっかり準備した上で、面接時に対応することも考えられます。
ハラスメント相談シートですが、5W2Hを意識して、ヒアリング項目を組み立てます。具体的には、以下に示すとおりです。
- WHAT(何を):ハラスメントの言動の内容
- WHO(誰が):ハラスメントの行為者(加害者)
- WHEN(いつ):ハラスメントの発生日時
- WHERE(どこで):ハラスメントの発生場所
- WHY(なぜ):ハラスメント発生につき、考えられる理由
- HOW(どのように):ハラスメント発生時、どのように対応したか
- HOW MANY(どの程度):継続的に行われているか
このとき併せて、目撃者の有無や要望事項も確認することをお勧めします。
なお、当然のことですが、この場合も秘密漏洩に厳重に注意し、被害者に対して配慮することを心掛ける必要があります。
ハラスメント相談シート例は、以下の通りです。
〇〇年〇月〇日
ハラスメント相談シート(例)
所属 ○○○○ 氏名 ○○○○
- どのような言動を受けましたか。
- 行為者は誰ですか。[ ⇒ 部署名:○○○○ ・氏名:○○○○]。
- いつ行われましたか。※ 行為が継続している場合は、開始時および最近の日時を記載して下さい。
- どこで行われましたか。
- ハラスメント行為が行われた原因として、どのようなことが考えられますか。
- ハラスメント行為に対して、どのような対応をとりましたか。
- 目撃者や証人はいますか。いる場合は部署名、氏名も書いてください。[ ⇒ 部署名:○○○○ ・氏名:○○○○]。
また、ハラスメント行為を証明するもの(例:メール、チャット、録画、録音)があれば、記載、添付してください。 - 相談窓口にどのようなことを希望しますか。
- 相談窓口から連絡を受けるのに、都合のよいものを選択の上、記載して下さい
[ □ メール / □ 電話:連絡しやすい曜日・時間帯)]
以 上
