
【概要】
鹿児島労働基準監督署では、違法な時間外労働を行わせたとして、トラック運送業者及び元運行管理者を労基法違反の疑いで書類送検しました。具体的には、以下の通りです。
1.この会社の労働者が運転するトラックが渋滞で停車中の車両に追突し、労働者が死亡する労働災害が発生しました。
2.死亡した労働者は、時間外・休日労働の延長限度を超え、多い時で、1月184時間以上の時間外労働をさせていた疑いがあります。
3.また、拘束時間は1日最大で24時間、1カ月最大で357時間にも達していた疑いがあります。
【意見・感想・解説】
今回は、トラック運送業者等が書類送検された事件について、取り上げました。
今回は、労働者が死亡し、そして、その労働者の勤務状態がとても悪く、問題視されたものです。
新聞報道で、事件の詳細は把握できませんが、時間外労働の時間数や拘束時間が、この内容の通りであれば、明らかに問題となりますので、こうした労働基準監督署の書類送検は、当然の対応ということになります。
また、厚生労働省では、トラック運転者の労働条件の改善を図るため、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」があり、そこでは、1箇月の拘束時間は原則として293時間、1日は16時間としています。今回は、この基準にも違反していたということにもなります。
年末で、トラック運送業者は、多忙な時期でもありますが、運転者の健康にも配慮し、こうした事件が発生しないよう適切な管理を行っていただきたいと思います。









