岐阜県の病院で医師が36協定の上限を超える違法残業を行い、労働基準監督署から是正勧告を受けた問題を示すイラスト
岐阜県の病院で外科医が36協定の上限を超える月103時間の残業を行い、労働基準監督署から是正勧告を受けた問題を説明する漫画
岐阜県の病院で、36協定の上限を超える医師の違法残業が発覚し、是正勧告後に特別条項の上限が月100時間へ見直されました。

【概要】

岐阜県のある病院が36協定の上限を超える違法残業を医師にさせたとして、岐阜労働基準監督署から是正勧告を受けていました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.外科の男性医師は昨年1月に103時間の残業をしました。

2.一方、協定では残業時間の上限を月45時間とし、特別条項では年6回まで月85時間を上限とする残業を認めていました。

3.病院は救急医療に対応するため残業時間が月100時間に近くなることもあるとして、是正勧告後の昨年4月、特別条項の上限を月100時間とする協定としました。

【意見・感想・解説】

今回は、医師に関する長時間労働で是正勧告を受けたケースを取り上げました。

過労死、過労自殺という深刻な事態ではありませんが、過労死ラインである、1ヵ月100時間を超えている点は問題があるといえます。救急医療の問題もあり、適切に労働時間を調整することは難しい面はありますが、業務の見直し等を実施して、適切に対応していただきたいと思います。

これまでもお伝えしてきましたが、「残業については残業手当を支払えば問題ない」という考えは、もはや通用しません。いかにして、社員一人ひとりの労働時間を適切に管理して、長時間労働を防ぐかが、大切になります。