
【概要】
ある製薬会社では「プチコミファミリー制度」を導入しています。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.プチコミファミリーとは、勤続年数や部門が異なる社員らを、1つのチームとして編成した形態を指します。その中で、長男、次男、長女などの呼称がつけられます。
2.会社の人間重視の姿勢をより理解してもらうため、仕事での悩みをはじめ、仕事以外のことも相談しやすいコミュニティを目指すというものです。
3.プチコミファミリー食事会、旅行やボランティアなど、活動は多岐に渡っています。
【意見・感想・解説】
今回は、「プチコミファミリー制度」を取り上げました。
最近は成果主義、実力主義の関係から、会社内では業務の成果を重視し、無駄な作業の徹底排除による生産性の向上が求められている面があります。しかしながら一方で、無駄な作業の排除を徹底することで、ある意味、社内コミュニケーションが希薄になり、ハラスメントやメンタルヘルス不調の発生が懸念される状況でもあります。
こうした中、今回のような制度の導入によって、気軽に相談可能な人間関係を築くことが出来るようになります。部門横断で「ファミリー」が構成されているため連帯感が生まれやすく、ちょっとした世間話などもしやすい環境となり、社内での孤独感を防ぐことができます。このことが、前述のハラスメントやメンタルヘルス不調の発生予防にもつながります。
また、会社に所属部門以外の居場所が出来ることで、コミュニケーションが活性化し、会社に来るのが楽しくなる社員もいるのではないでしょうか。ファミリーメンバー同士で共感し合ったりお互いに認め合うこともあるでしょう。新入社員も年長者も、新たな発見をしたり、自身の成長となる体験の場にもなるはずです。とても興味深い制度です。









