消防士長が部下に威圧的な言動や胸ぐらをつかむパワハラを行い、減給6か月の懲戒処分を受けたことを示すイラスト
消防士長が部下に「役に立たない」「仕事を辞めろ」と暴言を吐き胸ぐらをつかんだ後、謝罪するパワハラ懲戒処分の漫画イラスト
部下への威圧的な言動や胸ぐらをつかむ行為により、消防士長が減給6か月の懲戒処分を受けた事例。

【概要】

ある消防本部において、部下にパワハラをしたとして、消防士長を減給6か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.消防士長は、複数の部下に「役に立たない」「仕事を辞めろ」などの威圧的な言動をしました。また、胸ぐらをつかむなどの行為も複数行いました。

2.消防士長は「度を越していた」と反省し、部下に謝罪しました。

【意見・感想・解説】

今回は、パワハラにより、懲戒処分にした事件を取り上げました。

さすがに威圧的な言動をしたり、胸ぐらをつかむ行為はいけません。今後は、こうした不適切な指導をしないように注意して
いただきたいものです。

さて、今回は、行為者が謝罪している点に注目します。謝罪は、とても重要です。

ハラスメントのような問題を生じさせないことは、当然大切なことですが、ただ、一方で、たまたま、度が過ぎた叱責をしてしまうことも人間ですから、絶対ないとはいいきれません。このような場合は、問題が大きくなる前に適切に謝罪することが有効です。

謝罪し、相手がその謝罪を受け入れてもらえれば、問題が広がりにくくなります。なぜなら、謝罪を受け入れるということは、「相手を許す」ことを自分で意思決定したためです。自分で決定したことを変えるのは、大きな心理的抵抗を生みます。

その結果、ハラスメントをしたことに対して、トラブルになりにくくなります。

しかし、当たり前のことですが、謝罪により、許したにも関わらず、また、ハラスメントのようなことが行われれば、裏切られたと感じ、それが怒りや憎しみに変わることがあります。

そうなるとトラブルのリスクは、一気に高まります。従って、ハラスメントは、絶対に繰り返すようなことがあってはいけません。ご注意ください。