
【概要】
石川県のある市は、総務部に勤めていた職員が、上司からのパワハラで自殺したことを公表しました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.上司だった課長級の職員は、死亡した職員を含む3人に「残業三兄弟」というあだ名をつけていました。また、時間外勤務の実態を知りながら、残業申請を認めませんでした。
2.市は、この上司を停職6か月の懲戒処分としました。
【意見・感想・解説】
今回は、不適切な「あだ名」などが原因で自殺した事案を取り上げました。
そもそも「あだ名」は、軽く見られがちな面がありますが、一つ間違えると職場いじめになります。
今回の「残業三兄弟」のような呼称は、本人の尊厳を傷つけます。
こうしたあだ名で呼ばれ続けると、心身に不調をきたしても不思議ではありません。
さらに、時間外勤務を知りながら、残業申請を認めないことも大きな問題であり、過重労働にもつながります。
不適切な時間外労働+あだ名ということもあり、[メンタル不調] → [自殺]へとつながったかもしれません。
再発防止に努める必要があります。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
いのちの電話 0570-783-556(24h)
#いのちSOS 0120-061-338(24h・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24h・多言語)
ハラスメント対策研修のご案内
今回の事案は、「不適切なあだ名(職場いじめ)」と「時間外勤務の実態を把握しながら残業申請を認めない(過重労働・マネジメント不全)」が重なり、メンタル不調の深刻化につながり得る点が大きな教訓です。
坂本直紀の研修では、パワハラの典型例(呼称・揶揄・無視・圧力)を“どこからがアウトか”で終わらせず、管理職が取るべき具体的な行動(事実確認、指導の適正化、勤務実態の把握、相談対応、再発防止の仕組み化)まで落とし込み、現場で再現できる形で整理します。
「冗談のつもり」「呼びやすいから」「申請が多いと困る」といった曖昧な運用が、当事者の尊厳を傷つけ、組織の信頼・安全配慮義務・説明責任に直結します。再発防止の第一歩として、管理職・リーダー層からの受講をおすすめします。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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