
【概要】
奈良・大淀労基署は、監督官に対して、嘘の是正報告を行った青果市場を労基法104条違反等の疑いで奈良地検に書類送検しました。具体的には以下のとおりです。
1.送検された会社は、集配業務に従事していた労働者4人に対して、平成22年11月21日~平成23年1月20日までの時間外労働割増賃金を支払っていない疑いがあります。
2.労基法37条違反として、是正報告を求めましたが、虚偽の報告を行っていました。
3.タイムカードについて、社長が勝手に労働者3人について実際の退勤時間よりも早い時間に打刻したものを提出しました。
4.時間外労働は、月100時間以上の労働者もいました。
【意見・感想・解説】
今回は、労基法違反で送検された事例を取り上げました。
さすがに、社長が勝手にタイムカードを打刻してはいけません。しかも時間外労働が100時間以上あることから、健康管理面でも、不安があります。こうした状態を放置できませんので、監督官が強硬手段に出たのも、理解できるところです。
時間外労働すなわち残業に関するトラブルは、とても懸念されるところです。基本的なことですが、残業しているのに残業手当を支払わないのは、労基法違反に結び付きます。
そうなると、怖いのは、割増賃金の遡及払いです。社員数が多く、残業時間が長ければ、大きな額になります。
今一度、自社の労働時間管理に問題がないか見直してみるとよいでしょう。









