市職員の課長級職員が部下に大声で叱責し、2年間の無視や暴言などのパワハラがアンケートで発覚した事案を表すイラスト
市の課長級職員が部下に大声で暴言を浴びせ、パワハラ被害が職員アンケートで発覚し懲戒処分となった経緯を描いた漫画
約2年間にわたり部下への無視や人格否定の暴言を繰り返した市職員のパワハラ行為が、職員アンケートをきっかけに明らかになりました。

【概要】

ある市の職員が、複数の部下に大声で罵声を浴びせるなどのパワハラ行為を行いました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.50代の課長級職員が、約2年間にわたり、同じ部署の部下複数人に無視をしていました。また、部下のミスを叱責する際には、必要以上に部下の人格を否定するような暴言を吐いていました。この罵声は、周りの職員に聞こえるほどの大声でした。こうしたパワハラ行為が、ずっと繰り返されていました。

2.このパワハラ行為は、「職員へのハラスメントアンケート」で発覚しました。

3.この職員は、減給6カ月の懲戒処分となっています。

【意見・感想・解説】

今回は、パワハラで懲戒処分を受けたケースを取り上げました。無視と暴言を2年間、繰り返していたのですから、懲戒処分は適切な対応であったといえます。

今回の特徴として、アンケートでパワハラが発覚した点があります。パワハラの実態を確認する方法として、アンケート調査はよく行われています。

ただ、ここまでの深刻な状況がアンケートで露見するということは、ある意味、驚きでした。なぜならば、こういった深刻な内容は、相談窓口に相談して発覚するケースが多いからです。おそらく報復を恐れて、なかなか相談できなったのでしょう。

こうしたことを考えると、定期的なアンケートは有効といえます。

ハラスメント対策研修のご案内

職場におけるパワーハラスメントは、被害を受けた職員の心身に大きな影響を与えるだけでなく、職場全体の雰囲気や組織への信頼にも深刻な悪影響を及ぼします。

特に、無視や人格を否定するような暴言、大声での叱責などが繰り返されると、周囲の職員にも不安や萎縮が広がり、健全な職場環境を維持することが難しくなります。

また、ハラスメントは相談窓口への相談だけで発覚するとは限りません。被害者が報復を恐れて相談できない場合もあるため、定期的なアンケートや職場の実態把握も重要です。

坂本直紀の研修では、パワーハラスメントの具体例や管理職として注意すべき言動、相談を受けた際の対応、ハラスメントを未然に防ぐ職場づくりについて、実務に即してわかりやすく解説します。

管理職が適切な指導とハラスメントの違いを理解し、部下との信頼関係を築くことは、職場のリスク管理において非常に重要です。

ぜひこの機会に、ハラスメント対策研修の実施をご検討ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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