ラーメン店で元店長が熱湯やスタンガンによるパワハラ被害を受けたとして提訴した問題を描いたイラスト
人気ラーメン店ののれん分け店舗で、元店長が熱湯をかけられる暴行やスタンガン使用の強要、未払い残業代などのパワハラ被害を訴えたイラスト
人気ラーメン店からのれん分けした店舗で働いていた元店長の男性が、東京地裁に提訴したパワハラ問題を表すアイキャッチ画像です。入社直後から社長に蹴られたり熱湯をかけられたりしたとする暴行被害、スタンガンを顔に当てるよう命じられた映像の拡散、約2年半分の未払い残業代の主張など、飲食店における職場いじめや労働トラブルの深刻さを伝えます。

【概要】

ある人気ラーメン店からのれん分けした店において、”パワハラを受けた”などとして、元店長の男性が東京地裁に提訴しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.男性は入社直後から、運営会社の社長に蹴られたり、熱湯をかけられたりする暴行を日常的に受けていました。

2.また、社長から、スタンガンを自身の顔に当てるよう命じられました。この映像はスタッフに撮影され、動画で拡散されています。

3.男性は、退職するまで約2年半の残業代も未払いだった旨を主張しています。

4.運営会社側は、パワハラについて否定しています。

【意見・感想・解説】

今回は、パワハラで提訴したケースを取り上げました。運営会社が否定していますので、まだ事実かどうかは定かではない状況です。

しかし、スタンガンについては、実際に動画で拡散されています。私も動画を見ましたが、どうみても、反省する言葉を言わされた後、スタンガンをあてるように命令されていたと感じてしまいます。そもそも、スタンガンが何故ラーメン店においてあるかが不思議です・・・。

今後、詳細は裁判で明らかになるでしょうが、こうしたことが社内で生じていないか、今一度、確認しておくと良いでしょう。

ハラスメント対策研修のご案内

今回のような事例は、職場におけるハラスメント防止体制の重要性を改めて考えさせるものです。暴行や威圧的な言動、本人の意思に反する行為の強要などは、従業員の心身に大きな負担を与えるだけでなく、企業の信用低下、損害賠償請求、離職、採用難など、経営上の大きなリスクにもつながります。

また、ハラスメントは「自分には関係ない」「うちの職場では起きない」と考えている組織ほど、問題が表面化した際に対応が遅れがちです。管理職や現場責任者が、どのような行為がハラスメントに該当し得るのか、適切な指導との違いは何か、相談を受けた際にどのように対応すべきかを理解しておくことが重要です。

坂本直紀の研修では、パワーハラスメントをはじめ、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、カスタマーハラスメントなどについて、実務上の具体例を交えながら分かりやすく解説します。ハラスメントのない職場づくりを進めるために、管理職・従業員双方の意識向上と、実践的な対応力の強化にお役立てください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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