就活セクハラの実態を示すイラスト。面接時の不適切発言、内定後の懇親会での誘い、OB訪問時のセクハラなどに悩む女性就活生と相談・対策のイメージ。
就活セクハラの具体例を描いた漫画。オンライン面接で部屋着参加を求められる女性就活生や、懇親会で個人的な食事に誘われ内定への影響を示唆され困惑する場面。
オンライン面接で就職活動と無関係な服装を求められたり、内定後の懇親会で個人的な食事を強要されたりするケースは、就活セクハラにあたる可能性があります。

【概要】

日本ハラスメント協会によると、「就活セクハラ」の手口は、大きく分けて3つあります。

1.面接時における就職活動とは無関係なセクハラ発言
例えば、面接の場面で「全身後ろ姿を見せてください」と言われることがあります。
他にも、オンライン面接の場面で「スーツ姿も就活生らしくてフレッシュでいいけど、2次面接は部屋着で参加して」などの発言もありました。

2.内定後に懇親会と称し、無理やり行うセクハラ
内定者懇親会の場面で人事担当者から「個人的に食事行こうよ」と誘われたところ、「ちょっと無理です」などと断ると、内定取り消しをちらつかせるような発言がありました。
他にも、「役員の横に座りなさい」などと、座席を指定された女性もいました。

3.人事担当者外からのセクハラ
企業の現役OBからカフェで面接のアドバイスを受けていた人が、「ホテルで休憩しながら、ゆっくり面接の指導をしてあげる」などの誘いを受けました。

【意見・感想・解説】

今回は、就活セクハラを取り上げました。

一般に、ハラスメントは優越的な立場の者から、弱い立場の者へ行われる傾向があります。今回は、休職中あるいは入社前の学生が、人事担当者や企業の現役OBから受けていますので、典型的なパターンといえます。

国でも、就活セクハラ対策に本格的に乗り出しています。

現在のハラスメント対策は、基本的に雇用されている労働者向けとなっています。学生は、これに該当しないため、対策が不十分な面がありました。

今後は、法改正により、就活セクハラについても、雇用管理の延長と捉え、事業主に雇用管理上の措置義務が設けると思われます。

ハラスメント対策研修のご案内

企業における「就活セクハラ」などの深刻な問題に対処するためには、組織としての明確な対策と従業員全体の意識向上が不可欠です。当法人では、管理職をはじめ、組織全体でハラスメントを正しく理解し、防止するための実践的な研修を行っています。

被害者の立場に立った対応のあり方や、法的リスク、職場風土の改善に向けた取り組みについて、具体例を交えながら解説いたします。

ぜひ、この機会に「ハラスメントのない職場づくり」に向けた第一歩を踏み出しましょう。

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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