2022年度の雇用保険料引き上げ方針を説明する会議風景。政府、労働者、事業主の負担増をグラフや上昇矢印で表現したイラスト。
雇用調整助成金の支給急増により雇用保険の財源が厳しくなり、2022年度に労働者0.5%、事業主0.85%へ雇用保険料率を引き上げる案を説明する漫画。
雇調金の支給増加で雇用保険財源が悪化し、政府は2022年度の保険料率引き上げを検討しています。

【概要】

政府は、雇用保険料を2022年度に引き上げる方針を固めました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.雇用調整助成金(雇調金)の支給が急増したため、雇用保険の財源が枯渇し、負担増を求める必要があると判断しました。

2.今年度の保険料率は、労働者が賃金総額の 0.3%、事業主が 0.6%です。政府内では来年度の料率を、労働者 0.5%、事業主 0.85%とする案が浮上しています。

【意見・感想・解説】

今回は、雇用保険料の引き上げ方針について取り上げました。新型コロナの影響で、雇用調整助成金をかなり支給したことの影響によるものです。

今回の引き上げは、雇用調整助成金を受給していない企業にとっては不公平な気もしますが、雇用保険制度を維持していくには、仕方のない面があると思います。
ただし、雇用保険料は社会保険料に比べるとかなり料率が低いので、雇用保険料は上がるものの、大きなインパクトまではいかないと思います。

それよりも、来年10月スタートの、101人以上の企業の社会保険適用拡大の方がインパクトがあります。さらに2年後の2024年10月からは、51人以上の企業も対象になります。

企業としては負担増が続くため、保険料算出の基となる人件費が適性かどうか確認しておくことが、とても重要になります。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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