
【概要】
ある宅配大手では、過去2年間の未払い残業代を従業員に払うこととしました。この金額ですが、運転手を中心に支払う未払い残業代は総額190億円です。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.残業状況の調査対象となったグループの正社員ら8万4000人のうち、実際に一時金を支払うのは4万7000人です。
2.昼休みを取らずに宅配をした時間の未払い分が中心で、順次支給することになります。
3.未払い残業代のほか、残業代支払いに伴う社会保険料の増加が30億円発生します。
【意見・感想・解説】
今回は、未払い残業代に関する内容を取り上げました。
未払い残業代190億円ですか。あまりにもすごすぎて、うまく、言葉が見つかりません。
2年分ですので、社員数が多ければ多いほど、多額の未払い残業代の発生につながり、確かに一歩間違えれば、何千万、何億となるリスクはあります。しかし、190億円というのは、とんでもない金額です。もしかしたら、過去最高額かもしれませんね。
広告大手の過労自殺、そして、今回の宅配大手の多額の未払い残業代、政府の働き方改革による長時間労働の規制、ということもあり、もはや、残業対策は避けて通ることはできないといえるでしょう。長時間労働は、残業代の支給、過労による健康障害という問題を引き起こしますので、適切に対策を講じなければなりません。
まずは、現状把握をしっかり行い、その上で、残業の事前申請等の対策を実施し、対策の効果(どの程度残業が減ったか)を確認することが考えられます。









