大学学長による事務職員5人へのパワハラ8件が認定され、辞任したことを伝えるイラスト
大学学長のパワハラ認定による辞任発表と、その理由を解説する記者会見のイラスト
事務職員5人に対する8件のパワーハラスメントが認定され、大学学長が責任を取って辞任しました。

概要

ある大学では、学長から辞任の申し出があり、これを受理したと発表しました。

具体的には、以下のとおりです。

1.同大学では、複数の事務職員が、学長から威圧的な態度や暴言を受けたとして、パワーハラスメントの被害を申し出ていました。

2.大学は、外部の事実確認委員会を設置し、ヒアリングなどの調査を実施しました。

その結果、事務職員5人に対する8件のパワーハラスメントがあったと認定されました。

3.学長はいずれの事実についても認め、学長を辞任しました。

意見・感想・解説

今回は、大学内でのパワーハラスメントを取り上げました。

この事案で注目すべき点は、組織のトップである学長の言動が、パワーハラスメントとして認定された点です。

トップの発言は、単なる一個人の発言ではありません。組織全体の雰囲気や、職員の心理的安全性に大きな影響を与えます。

威圧的な態度や暴言が繰り返されれば、職員は自由に意見を言えなくなります。

その結果、職場全体が萎縮し、離職やメンタルヘルス不調といった問題につながりかねません。

一方で、組織のトップに関する問題であっても、外部委員会を設置して調査を行い、事実認定をしたことは評価できます。

一般の企業において、経営層や役員によるハラスメントの申告があった場合、社内の担当者だけでは、公平で客観的な調査が難しくなることがあります。

誰が調査を行い、どのような手続で事実を確認し、最終的に誰が判断するのかを、あらかじめ整理しておくことが大切です。

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研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員  坂本直紀の詳しいプロフィールはこちら 坂本直紀の研修・セミナー実績はこちら 坂本直紀の書籍執筆実績はこちら 坂本直紀の雑誌執筆実績はこちら 坂本直紀のメディア取材実績はこちら