中学校の男性教頭が女性職員にスマホでのメッセージやプレゼントを示し、女性職員が困惑して拒否するセクハラ問題のイラスト
中学校の男性教頭が女性職員に執拗な誘いの連絡やプレゼントを渡そうとし、女性職員が拒否するセクハラ事案の漫画イラスト
拒否している女性職員に対し、男性教頭が好意を示す電話やメッセージを繰り返し、プレゼントを渡そうとしたセクハラ行為が問題となりました。

【概要】

ある県の教育委員会では、同僚の女性職員にセクハラ行為をしたとして、ある中学校の男性教頭を減給(10分の1)1カ月の懲戒処分にしました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.教頭は、同じ学校に勤務する女性職員に、本人が拒否しているにもかかわらず、「大切にしたい女性」、「二人で飲みに行きたい」などの主旨の電話をかけていました。また、スマフォでも、メッセージを繰り返し送信したりしていました。

2.さらには、この女性からプレゼントの受け取りを拒否された際にも、好意を寄せている旨の発言をしていました。

【意見・感想・解説】

今回は、学校でのセクハラに関して取り上げました。本人が嫌がっている場合において、教頭という地位を利用し他の職員にしつこくつきまとうことは、セクハラと判断されても仕方のない面があります。

現在はスマフォが普及していますので、しつこいメールでのメッセージは記録として残りますし、プレゼントの受け取りについても、そのときのやり取りを録画・録音されていたら、これも証拠となります。したがって、今後ハラスメントの事実認定は、今まで以上に行いやすくなった面があります。

こうした状況下でもありますので、ハラスメントと誤解を受けるような行動をしないように、心がけておく必要があります。

ハラスメント対策研修のご案内

セクシュアルハラスメントは、発言や行動をした本人に悪意がなかったとしても、相手が不快に感じ、就業環境が害されることで問題となる場合があります。特に、立場の違いがある職場では、相手が明確に拒否しにくいこともあるため、管理職にはより慎重な対応が求められます。

また、電話やメッセージ、プレゼントの申し出などは記録として残りやすく、後から事実確認が行われる際の重要な資料となることがあります。日頃から「相手がどう受け止めるか」を意識し、誤解を招く言動を避けることが大切です。

坂本直紀の研修では、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、カスタマーハラスメントなどについて、具体例を交えながらわかりやすく解説します。管理職として注意すべき言動、相談を受けた際の対応、職場内コミュニケーションの改善についても実践的に学ぶことができます。

職場でのハラスメントを防止するためには、知識の習得だけでなく、管理職一人ひとりが自分の言動を振り返る機会を持つことが重要です。ハラスメントのない職場づくりに向けて、ぜひ研修の実施をご検討ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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