小樽市の病院で月188時間の時間外労働によりうつ病を発症し自殺した男性職員を描いたイラスト
小樽市の病院職員が電子カルテ移行作業による長時間労働でうつ病を発症し、月188時間残業が労災認定された事例を描いた漫画
小樽市の病院に勤務していた男性職員が、電子カルテ移行作業などによる過重労働で精神障害を発症し自殺。労基署は長時間労働が原因として労災認定しました。

【概要】

小樽市の病院の男性職員が自殺したのは、極度の長時間労働によるうつ病が原因として、労基署が労災認定していました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.認定によると1カ月間の時間外労働は最長で188時間に上りました。

2.遺族は、安全配慮義務を怠ったとして、病院を運営する一般社団法人に約1億2600万円の損害賠償を求める訴えを、札幌地裁小樽支部に起こしました。

3.男性は臨床検査技師として就職し、病院の新築移転に向けた電子カルテの移行作業などで業務が増え、うつ病を発症し、病院の屋上から投身自殺しました。

4.労基署は「業務による心理的負荷が原因で発病した精神障害により、自殺に至った」などとし、労災認定しました。

【意見・感想・解説】

今回は、長時間労働が原因で自殺した事件を取り上げました。過労 → メンタル不調 → 自殺 という最悪のパターンです。

本来、月に100時間を超えれば、過労死のリスクが高まりますので、病院という命を守る機関は、本来、こうしたことは発生させてはなりません。しっかり、再発防止に取り組んでいただきたいと思います。

現在の労務管理においては、過重労働とハラスメント対策は最重要課題です。今一度、社内で過重労働やハラスメントといった問題が発生していないか確認してみると良いでしょう。

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