スナック菓子製造会社で月120時間超の時間外労働が発覚し、36協定違反の疑いで会社と社長が書類送検された事例を示すイラスト
スナック菓子工場で残業100時間超や36協定上限超過が問題となり、最長月約120時間の時間外労働で書類送検された事例を描いたイラスト
スナック菓子製造会社で、工場従業員9人に36協定の上限を超える時間外労働をさせた疑いがあり、会社と社長が労働基準法違反の疑いで書類送検された事例。

【概要】

あるスナック菓子製造会社について、法人としての同社と、社長を労働基準法違反の疑いで書類送検しました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この会社では、工場の従業員9人に対し、36協定で定めた上限を超えて働かせた疑いがあります。

2.1ヵ月あたりの時間外労働が100時間を上回ったり、複数月の平均で80時間を超過していました。時間外労働は、最長で月に約120時間に及んでいました。

【意見・感想・解説】

今回は長時間労働が原因で書類送検されたケースを取り上げました。

まず、一つ目のポイントとして、36協定で定める上限時間が超過していました。おそらく特別条項付36協定であったと思われますが、月120時間の時間外労働の社員がいたということですから、違反になっていたでしょう。

さらに、二つ目のポイントとして、36協定の上限規制である1ヵ月あたりの時間外労働が100時間以上、複数月の平均で80時間を超過していました。こうしたことから、労働基準監督署は書類送検に踏み切ったと思われます。

現在は、労働基準監督署では、過重労働対策に力を入れています。そして、過重労働の有無を確認する上において、36協定については、しっかり確認されます。

今回のように36協定違反があれば、是正勧告は当然のこと、悪質と判断されれば書類送検もあるので注意が必要です。今一度、社員の労働時間管理に問題ないか確認しておくとよいでしょう。

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長時間労働や36協定違反の問題は、是正勧告や書類送検といった事態に発展する前に、日頃から適切な労務管理を行うことが重要です。企業経営においては、トラブルが発生してから対応するのではなく、あらかじめ予防しておくこと、そして万一問題が起きた際にも適切かつ迅速な対応ができる体制を整えておくことが求められます。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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