
【概要】
宝塚歌劇団に所属する劇団員の女性が、昨年自殺を図りました。今年の1月に入り、歌劇団側がパワハラがあったことをようやく認め、遺族側に伝えていました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.当初(昨年の11月)は、長時間労働などによる強い心理的負荷を認めていましたが、パワハラは「確認できなかった」と発表していました。また、当時の専務理事が「パワハラの証拠を見せてほしい」と発言し、反発を招きました。
2.その後、歌劇団は上級生らへの聞き取りなどを進めた結果、遺族側から指摘された15件のうち、一部はパワハラにあたると判断しました。
3.歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社である、阪急阪神ホールディングス(HD)の首脳陣が、遺族側へ謝罪する意向です。
4.また、同社トップの会長は、歌劇団の理事を退任する意向も示しています。
【意見・感想・解説】
今回は、宝塚歌劇団のパワハラ問題について取り上げました。一転してパワハラを認めましたので、本件は決着の方向に向かっていくものと思われます。
今回は、完全に初動を誤りました。娘がパワハラで自殺したとなると、親の怒りはかなりのものです。
それに対して、「パワハラはない」「証拠をみせろ」と反論したのですから、さらに怒りを増幅させたのは明らかです。世の中のパワハラに関する厳しい目もあります。
当然、遺族側は、徹底抗戦です。そして、関係者の聞き取りで、一転してパワハラを認めたのですから、目も当てられません。
もう少し、遺族に対して誠実に向かい合っておくべきであったといえるでしょう。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
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ハラスメント対策研修のご案内
宝塚歌劇団で発生したパワハラ問題のように、企業の対応ひとつで世間からの信頼を大きく損ねてしまうケースが後を絶ちません。
初動対応の誤りや、「証拠を見せてほしい」といった不用意な発言が、被害者や遺族の感情を逆なでし、事態をさらに深刻化させることになります。
このような問題を未然に防ぐには、経営層や管理職が「ハラスメントに対する正しい理解」と「適切な対応スキル」を身につけることが不可欠です。
坂本直紀の研修では、事例をもとに実践的に学べる内容を中心に、ハラスメントの正しい知識と予防策を提供します。
トラブルを未然に防ぎ、社員が安心して働ける職場づくりを目指しましょう。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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