
現在は、エイジフレンドリーについて解説しています。
今回も前回に引き続いて、エイジフレンドリーにおけるハード面の対策を解説します。
前回は、ハード面に関する具体的な対策として、以下の内容を紹介しました。
【対策1:照度】
【対策2:階段や通路の工夫】
【対策3:危険を知らせるための視聴覚に関する対応】
今回は、上記の続きとなります。
ハード面に関する具体的な対策
対策4:暑熱環境への対応
夏場の作業では、快適に休憩できる涼しい場所を確保することが大切です。
また、保温性の高い服装は避け、通気性の良い衣服を準備するようにします。
さらに、熱中症の初期症状を検知できるウェアラブル端末などのIoT機器を活用することも効果的です。
対策5:重量物の取扱い
重量物の作業では、補助機器を導入して人が直接持つ重量を軽減します。
また、無理な姿勢を取らなくて済むように、作業台の高さや配置を見直すことが必要です。
身体の負担を軽くするため、パワーアシストスーツなどの支援機器を活用するのも有効な方法です。
対策6:介護作業への工夫
介護の現場では、リフトやスライディングシートを導入し、抱え上げによる腰部への負担を軽減します。
さらに、移乗支援機器などを利用することで、労働者の身体的な負荷を抑えることができます。
対策7:情報機器作業の改善
パソコン機器
・画面の輝度やコントラストを調整し、眼への負担を軽減します。
・モニターの位置や角度を整えて、正しい姿勢で作業できる環境を整えます。
・キーボードやマウスの位置を工夫し、肩や腕の負担を防ぎます。
タブレット・スマートフォン
・用途に合った端末を選びます。
・長時間の使用では外付けキーボードを活用し、疲労を軽減します。
椅子・机
・椅子は安定感があり移動しやすく、座面や背もたれが調節可能なものを選びます。
・机や作業台は、機器と書類を十分に置ける広さを確保します。
・机の高さは高年齢労働者に合ったものを選び、机下のスペースも十分にとり、脚が動かしやすい環境を整えます。
これらの取り組みにより、高齢労働者が安心して作業に取り組める環境づくりが進みます。引き続き、エイジフレンドリーな職場づくりをテーマに解説していきます。
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坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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