
ソフト面に関する基本的な考え方
高齢労働者は、敏捷性・持久力・筋力といった体力面での低下が見られることがあります。
そのため、作業内容や働き方を見直し、適切な改善を行うことが求められます。
この際には、高齢労働者の特性やリスクの程度を踏まえ、事業場の状況に応じて優先順位を決めて対策を講じることが重要です。
ソフト面に関する具体的な対策
対策1:勤務形態や勤務時間の工夫
事業場の実情に応じ、勤務形態や勤務時間を柔軟に設定することで、高齢労働者が働きやすい環境をつくります。
具体例として、短時間勤務・隔日勤務・交替制勤務などが挙げられます。
対策2:作業への配慮
高齢労働者の特性に配慮し、無理のない作業姿勢や余裕を持った作業スピードを反映したマニュアルを策定・改定します。
また、腰部への過度な負担を避けるために重量物を小分けにする、取扱回数を減らすなどの改善を行います。
身体的に負担の大きい作業では、定期的に休憩を入れる、作業休止時間を設けるなど運用面での工夫も必要です。
対策3:暑熱作業への対応
加齢により暑さへの耐性が低下することを考慮し、脱水を防ぐためにこまめな水分補給を推奨します。
さらに、健康診断結果を踏まえた指導や、管理者による始業時の体調確認を実施し、体調不良を速やかに申告できるよう日常的に指導を行います。
対策4:情報機器作業への対応
パソコンなど情報機器を使用する作業では、長時間の連続作業を避け、適切に休止時間を設けます。
また、拘束性の高い作業では、労働者一人ひとりの特性に応じ、過負担にならない業務量を設定することが大切です。
以上、エイジフレンドリーにおけるソフト面の対策について解説しました。
エイジフレンドリーに関する解説は以上です。
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坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
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