コーヒーブレイク制度で15時から15分間、社員が体操や会話、オンライン交流を通じてリフレッシュする職場のイラスト
コーヒーブレイク制度により15時から社員が体操を行い、社長や若手社員がコーヒーを飲みながら交流し、Zoomでもリフレッシュする様子を描いた漫画
毎日15:00〜15:15に全社員が仕事を中断し、体操とコーヒーブレイクで心身をリフレッシュする制度を漫画で紹介しています。

【概要】

あるクラウドサービス事業の会社では、「コーヒーブレイク制度」を導入しています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.毎日15:00~15:15は、全社員が仕事を中断して一斉にコーヒーブレイクをする、としています。

2.最初の5分は、体操タイムとして、体を動かします。その後は心地よい音楽の中、社長から若手まで、コーヒー片手にコミュニケーションを取りながら、頭をリフレッシュします。

3.リモートワーク下では、Zoomで全社員が集まり、体操タイムで健康を維持し、コーヒーでリフレッシュしています。

【意見・感想・解説】

今回は、「コーヒーブレイク制度」を取り上げました。

ちょっとしたリフレッシュになりますので、さらに仕事がはかどると思います。

仮に所定労働時間が1日あたり8時間とすると、毎日8時間ずっと集中するのは、まず不可能だと思います。特に午後は昼食後ということもあるので、業務効率が落ちることもあります。

15時くらいのコーヒーブレイクは、そういう意味では、とても理にかなっています。体操もいいですね。

特に座り続けていると、首や肩も疲れますので、体操で体をほぐすことは、とても効果的です。とても参考になる事例です。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

いつも日々の業務に真摯に取り組み、会社を支えてくださっていることに、心より感謝しています。

当社は、社員の皆様一人ひとりを、かけがえのない大切な存在だと考えています。会社の成長は、社員の皆様の努力や工夫、そして支え合う気持ちによって成り立っています。だからこそ、私たちは、皆様が安心して働き続けられる職場づくりを何より大切にしています。

今回の「コーヒーブレイク制度」は、単なる休憩時間を設けるためのものではありません。日々の業務の中で少し立ち止まり、体をほぐし、気持ちを整え、仲間と自然に言葉を交わせる時間を持つことで、心身ともに健やかに働ける環境をつくりたいという思いを込めています。

特に午後の時間帯は、集中力や疲労の面でも負担を感じやすい時間です。そのような中で、全員で体操を行い、コーヒーを片手にリフレッシュすることは、業務効率の向上だけでなく、社内のコミュニケーションを深めるうえでも大きな意味があると考えています。社長から若手社員まで、立場に関係なく気軽に交流できることは、より良い職場づくりにつながります。

また、リモートワーク中であっても、Zoomを通じて同じ時間を共有することで、離れていても仲間とのつながりを感じられる会社でありたいと考えています。働き方が多様化する時代だからこそ、社員の皆様が孤立せず、安心して力を発揮できる環境を整えることが、会社の重要な責任です。

当社は、これからも社員の皆様の健康、働きやすさ、そして長く安心して活躍できる職場環境を大切にしてまいります。皆様が「この会社で働き続けたい」と思えるように、制度や環境を整え、より良い会社づくりに真剣に取り組んでいきます。

これからも、社員の皆様とともに、温かく活力ある職場を築いていけることを願っています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長〇〇〇〇

コーヒーブレイク制度規程例

(目的)
第1条 本規程は、社員の心身の健康維持、業務効率の向上、ならびに社内コミュニケーションの活性化を図るために実施するコーヒーブレイク制度について必要な事項を定めることを目的とする。

(適用範囲)
第2条 本規程は、当社に勤務する全社員に適用する。
2.前項の社員には、正社員、契約社員、パートタイマーその他会社が認める従業員を含むものとする。

(実施時間)
第3条 コーヒーブレイク制度の実施時間は、原則として毎日15時00分から15時15分までの15分間とし、全社員はこの時間帯に業務を中断し、一斉に参加するものとする。
2.業務運営上やむを得ない事情がある場合は、所属長の判断により参加方法または実施方法を調整することがある。

(実施内容)
第4条 コーヒーブレイク制度は、次の内容により実施するものとする。
1.開始後最初の5分間は、体操タイムとして全社員が身体をほぐすための軽運動を行う。
2.その後の時間は、コーヒーその他各自が用意した飲み物をとりながら、社員同士が自由に交流し、心身のリフレッシュを図る。
3.実施中は、心地よい音楽その他会社が適当と認める方法を用いることができる。

(実施場所)
第5条 コーヒーブレイク制度は、事業所内の会社が指定する場所または会社が認めた方法により実施する。
2.社員は、他の社員との交流および安全面に配慮し、適切な場所で参加しなければならない。

(リモートワーク時の取扱い)
第6条 リモートワークにより勤務する社員については、Zoomその他会社が指定するオンラインツールを利用し、全社員で参加するものとする。
2.リモートワーク時においても、体操タイムによる健康維持およびコーヒータイムによる気分転換の趣旨を踏まえ、可能な限り対面実施時と同様の形で参加するものとする。
3.通信環境その他やむを得ない事情により参加が困難な場合は、事前に所属長へ申し出るものとする。

(参加上の留意事項)
第7条 社員は、コーヒーブレイク制度への参加にあたり、次の事項を遵守しなければならない。
1.体操タイムにおいては、自己の体調に応じて無理のない範囲で参加すること。
2.他の社員に不快感を与える言動を行わず、良好な職場環境の維持に努めること。
3.設備、備品およびオンラインツールを適切に使用すること。
4.制度の趣旨に反し、業務上または職場秩序上不適切な行為を行わないこと。

(コーヒー等の取扱い)
第8条 コーヒーその他飲み物の準備方法、費用負担その他必要な事項については、会社が別に定めるところによる。
2.社員は、飲み物の持込みまたは利用に際し、衛生管理および施設管理に十分配慮しなければならない。

(社内手続き)
第9条 コーヒーブレイク制度の運営、変更、中止その他必要な事項は、総務担当部門が所管するものとする。
2.所属長は、業務の都合により参加が困難な社員がいる場合には、事前に総務担当部門と協議のうえ、必要な対応を行うものとする。
3.社員が体調不良、業務都合、通信障害その他の事情により参加できない場合は、事前に所属長へ申し出るものとし、事前申出が困難なときは事後速やかに報告するものとする。
4.本制度の運営に関する意見、改善提案または実施上の相談がある場合は、社員は所属長または総務担当部門へ申し出ることができる。

(改廃)
第10条 本規程の改廃は、会社が行う。

(附則)
第11条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

顧問契約サービスのご案内

今回ご紹介した「コーヒーブレイク制度」のように、社員の健康維持や働きやすい職場づくりにつながる取組みは、業務効率の向上だけでなく、職場の一体感やコミュニケーションの活性化にも大きく役立ちます。

一方で、こうした制度は、単に導入するだけでは十分ではありません。制度の目的を明確にし、実態に合った運用ルールを整え、社員にしっかりと趣旨を伝えることではじめて、効果的に機能します。運用方法が曖昧なままだと、思わぬトラブルにつながることもあるため、トラブルの予防と、万一問題が生じた際の事後に適切かつ迅速な対応の両方が重要です。

また、近年は、給与や待遇面だけでなく、「安心して働けること」「職場の雰囲気がよいこと」「健康や働きやすさに配慮されていること」が、採用や定着に大きく影響しています。だからこそ、職場環境を整え、制度を適切に設計・運用していくことは、優秀な人材の確保及び定着の面でも大きな意味があります。

顧問契約では、日々の労務相談はもちろん、こうした職場づくりに関する制度設計、社内周知文書の作成、規程整備、運用時の注意点まで、継続的にサポートいたします。貴社の実情に即して、実務で使える形で助言いたしますので、安心してご相談いただけます。

顧問契約の内容

  • 定期対面による、親身な対応
    貴社の人事労務の課題を深く理解し、現場目線で実践的な提案を行います。
  • ご相談に対する、迅速な回答
    メール・電話・オンラインなど最適な手段でスピーディーに対応します。
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    実務でそのまま使えるフォーマットと最新トレンドを随時共有します。

代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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