高齢労働者のためのハード面対策を説明する男性と階段、警報装置などのイラスト
職場の照明改善と手すり・滑り止め設置を報告する作業員のイラスト
高齢労働者の安全確保に向けた作業場の明るさ確保と階段の手すり・滑り止め設置の取り組みなどを紹介

現在は、エイジフレンドリーについて解説しています。

今回と次回の2号にわたって、エイジフレンドリーにおけるハード面の対策を解説します。

基本的な考え方

高年齢の労働者が身体機能の低下があっても、安全に働き続けられるようにすることが重要です。
そのために、事業場の施設・設備・装置などを改善し、必要な対策を実施します。その際には、高齢労働者の特性やリスクの程度を考慮し、事業場の実情に応じて優先順位をつけて進めることが求められます。

以下では、ハード面に関する具体的な取り組みをご紹介します。

ハード面に関する具体的な対策

対策1:照度の確保

高齢労働者は老眼や明暗差への順応力低下などの影響を受けやすくなります。
そのため、通路を含めた作業場所全体で十分な明るさを確保するとともに、照度が急激に変化する場所をできるだけなくす工夫が必要です。

対策2:階段や通路の改善

階段には手すりを設置し、通路の段差を可能な限り解消します。
さらに、床や階段に防滑素材を用いたり、作業者には防滑靴を着用してもらうことが効果的です。
水分や油分が原因の滑りも防ぐため、こまめな清掃を徹底します。
必要に応じて墜落制止用器具や保護具を使用し、危険箇所が残る場合には安全標識で注意を促します。

対策3:視覚・聴覚による危険通知

有効視野を考慮した警告灯(パトライト等)の設置が有効です。
また、警報音は中低音域で聞き取りやすいものを使用し、音源の方向性を工夫することが望まれます。
さらに、現場で常時発生する騒音を抑える取り組みもあわせて行います。

以上のようなハード面での改善を進めることにより、高齢労働者が安心して働ける環境が整います。
次回も引き続き、エイジフレンドリーについて取り上げますのでご期待ください。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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