過重労働対策事例として、安全衛生委員会での審議や産業医による面談・健康講話の活用を説明するイラスト
過重労働対策事例として、安全衛生委員会での毎月審議、産業医による健康講話、月40時間超の時間外労働者への面接・問診対応を漫画で解説する画像
月80時間超の残業や自覚症状のある社員への対応を、安全衛生委員会での審議や産業医面談を通じて改善していく過重労働対策の事例です。

【概要】

メンタルヘルス問題を未然に防止する観点からは、過重労働対策が重要になります。

そこで、今回も過重労働対策事例について解説します。今回は、安全衛生委員会、産業医等の活用について解説します。さて、これらに関する事例は以下の通りです。

1.安全衛生委員会での審議
時間外労働が月80時間を超える者が以前からいましたが、それまでは具体的な対策を行っていませんでした。そこで、地域の勉強会等をきっかけに法に沿う取り組みをはじめました。

具体的には、安全衛生委員会において審議し、委員の過重労働対策への関心を高めました。その結果、安全衛生委員会での議題として毎月取り上げることにより、「健康障害防止」への意識が芽生え、管理者の時間外労働減少の意識が高まりました。

2.産業医による健康障害に関する講話
3ヶ月に1度、安全衛生委員会で産業医の健康障害に関する講話を聴講するようにしました。

産業医の講話は説得力があり、成果が得られています。

3.自覚症状を訴えた社員を優先し、産業医等が問診

時間外労働時間が月40時間を超えた社員を部門長が面接し、面談者の署名入り調書を総務に提出するようにしました。面接調書で自覚症状を訴えた社員を優先し、産業医やメンタルヘルス関連の診療所等に問診してもらうようにしました。各自が健康に心がけるようになり、時間外労働は前年比85%となりました。

次回も過重労働対策事例における安全衛生委員会や産業医の活用について説明します。