令和5年度に精神障害の労災請求件数と支給決定件数が過去最多となり、パワーハラスメントなど職場のストレス増加を示すイラスト
令和5年度の精神障害による労災請求件数が3,575件で過去最多となり、支給決定件数883件やパワーハラスメント事案157件の増加を解説する漫画イラスト
厚生労働省の「令和5年度・過労死等の労災補償状況」では、精神障害の労災請求件数が3,575件、支給決定件数が883件となり、いずれも過去最多を更新しました。

【概要】

厚生労働省による「令和5年度・過労死等の労災補償状況」では、精神障害の労災請求・支給決定件数が過去最多となりました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.最多だった令和4年度と比較すると、請求件数が33%、支給決定件数が24%増えています。

2.具体的には、5年度における精神障害の労災請求件数は、3575件と、前年度比892件増加しています。支給決定件数は883件で、前年から173件増えています。

3.支給決定事案では、「パワーハラスメントを受けた」が157件(前年度比10件増)で最多となっています。

【意見・感想・解説】

今回は、精神障害の労災件数について取り上げました。

メンタルヘルス不調の問題は、私自身も頻繁に相談を受けています。こうしたことから、精神障害の労災が多いことは頷ける面があります。

また、請求が増える一方で、支給決定すなわち労災が認定される件数も増加していることは注目されます。昨年、認定基準が改正されたことも影響したと思われます。

また、最近はカスハラも注目されています。ハラスメントは引き続き要注意といえるでしょう。

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令和5年度、精神障害に関する労災請求が過去最多を記録し、「パワハラ」が労災支給決定の最多要因となっている現実は、すべての企業に警鐘を鳴らしています。

これは一部の職場だけの問題ではなく、あらゆる組織で起こりうるリスクです。
ハラスメントによるメンタル不調、そして労災認定は、企業にとって reputational(評判)リスクだけでなく、安全配慮義務違反による法的リスクにも直結します。

坂本直紀によるハラスメント対策研修では、「最新の労災認定事例」「職場トラブルの未然防止」「メンタルケアを含めた組織的な対応体制」を実務に即して解説。管理職・人事部門に必要な対応スキルと組織文化の整備をサポートします。

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(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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