
【概要】
前回は、重要度と緊急度の高い仕事ばかりしていますと、大きなストレスを生んでしまい、結果として、重要度と緊急度の低い仕事をすることにつながると説明しました。今回は、この対応策について説明します。
重要度と緊急度に区分したときに、意識して欲しいことは、重要度が高く、緊急度が低い仕事に、どれだけ時間をかけているかです。例を示します。
あるショッピングセンターでは、ショッピングセンターを管理する側の社員とテナントとの間で、大きな溝が出来ていました。それは、管理する社員もテナントも緊急度の高い仕事に追われており、お互いに話し合う機会を十分に得ていなかったからです。
あるとき、管理する社員たちにアンケートをしました。今、あなたにとって、業務上必要なことは何ですか?
そのとき、ほとんどの人がテナントとの良好な関係作りと回答しました。
すなわち、緊急度の高い仕事に追われてしまい、重要なテナントとの良好な関係作りを後回しにしてしまっていたことを皆、自覚していました。そこで、1日の業務のうち、一定の割合をテナントとの良好な関係作りのために費やすことをルール化しました。
その結果、テナントは管理する社員のアドバイスのおかげで、売上が増加しました。また、テナントからのクレームも減りました。
さらに、テナントの業績拡大にともない、ショッピングセンターの入居率も高まりました。
そして、良好な関係作りのため、情報が早く入手でき、早めに手が打てるので、結果として緊急度の高い仕事の減少につながります。
このように、日々、仕事をしている中で、重要度が高く、緊急度が低いものを後回しするのではなく、1日の中で、一定の時間、こうした業務に費やすことが、結果として大きな効果を創出することができ、緊急度の高い仕事の減少にもつながります。
参考文献:七つの習慣(スティーブン・R.コヴィー(著者),ジェームス・スキナー(著者),川西茂(訳者) キングベアー出版)









