社員モチベーション向上策として、全社員参加のアイデア提案制度により新製品開発やヒット商品創出につなげる事例を紹介するイラスト
アイデア提案制度により全社員が新製品案を出し、研究開発担当者とプロダクトマネージャーが審査して製品化につなげる事例を解説する漫画
全社員参加のアイデア提案制度を通じて、ヒット商品の創出や経営参画意識、会社との一体感を高める仕組みを紹介しています。

【概要】

前回は、「ムダ撲滅運動」によるコストダウンの事例を紹介しました。今回は、「アイデア提案」で新製品開発を推進した事例を紹介します。

ある会社では、アイデア提案制度を実施しています。アイデア提案制度は全社員を対象としており、新製品の開発を検討するために作られている制度です。同社では、アイデア提案をきっかけに様々なヒット商品が生まれています。

アイデア提案は、ほとんど全社員が提出している状況であり、審査は研究開発担当者とマーケティング担当のプロダクトマネージャーが行います。開発発担当者は、社員のアイデアを組み合わせたりして、技術的またはマーケティング的なタイミングを考慮して製品化しています。

開発に値するアイデアにつきましては、金(1万円)、銀(5000円)、銅(3000円)の各賞が与えられます。また、特に大きな役割を果たしたアイデアにつきましては、社長特別賞(上限100万円)を与えることができ、これまで最高20万円の提案が出たこともあります。

アイデア提案を通じて、経営への参画意識が生まれ、会社との一体感や帰属意識が高まる効果が生まれています。例えば、同社の「熱さまシート」ですが、社員の「貼るタイプの冷却シートという企画」がアイデア提案として提出されたことからスタートしています。

【意見・感想・解説】

前回もお話ししましたが、企業の利益は 「売上-費用」で算出されます。

そして、前回は、コストダウンの削減がテーマでしたから、上記式の費用を減らすことになります。

今回のアイデア提案は、新商品の開発による売上の拡大を図るものです。従って、上記式の売上が上がることを意味します。

すなわち、改善提案制度を適切に実施すれば、売上が拡大し、費用が削減されることにつながりますので、企業の収益向上に多大に寄与することがわかります。このように改善提案制度には、大きなメリットがあります。