平成24年度の東京労働局における労働者からの申告件数集計を説明するイラスト。賃金不払いや解雇などの労働相談・申告内容をグラフで示している。
平成24年度に東京労働局が受理した労働者からの申告件数を解説する漫画イラスト。申告件数は前年比12.6%減の5,643社で、賃金不払い4,743件、解雇923件が主な内容として示されている。
東京労働局による平成24年度の申告件数集計では、申告件数が前年比12.6%減の5,643社となり、内容別では「賃金不払い」が最多、「解雇」が続いています。

【概要】

東京労働局は、平成24年度に労働者から受理した申告件数を集計しました。具体的には以下の通りです。

1.申告件数は、前年比12.6%減となる5,643社でした。ただ、卸売・小売業などの商業や飲食店などの接客娯楽業は、以前として、1,000件を超えています。

2.内容は割増賃金を含む「賃金不払い」が4,743件で最も多く、「解雇」に関する内容が923件と続いています。

【意見・感想・解説】

今回は、東京労働局の申告件数について、取り上げました。全体的には、減少していますが、商業、接客娯楽業の件数は多く、また、割増賃金を含む賃金の件数の多さも気になるところです。

商業、接客娯楽業は、小規模事業者が多く、労働法の知識が不足していることも、大きな要因の一つだと思われます。

また、割増賃金を含む賃金の件数の多さについては、とても深刻です。私は、労働法の違反の中で、割増賃金については、とても重要度が高いと位置付けています。

なぜならば、割増賃金は、過去に遡って支給することになるため、場合によっては、かなりの高額になることもあります。

割増賃金に関する対策は、適切であるか否か、今一度、確認されるとよいでしょう。