中華料理チェーンの男性社員が長時間労働で疲弊し、うつ病により休職した問題を表すイラスト
中華料理チェーンの男性社員が長時間労働でうつ病を発症し、休職と労災認定について相談している漫画イラスト
発症前6カ月の月平均残業が約135時間だったとされる中華料理チェーンの男性社員が、長時間労働によるうつ病で休職し、労災認定を受けた事案を表したアイキャッチ画像。

【概要】

ある中華料理チェーンの男性社員が、長時間労働でうつ病となり、休職を余儀なくされたとして、約2300万円の損害賠償を会社に求め、京都地裁に提訴しました。具体的には以下の通りです。

1.男性は京都府の店舗で社員として勤務していました。調理などを担当していましたが、長時間労働でうつ病を発症し、休職しました。

2.発症前6カ月の月平均残業は、約135時間だったようです。

3.男性は、仕事が原因でうつ病になったとして、昨年2月に労災認定されました。

【意見・感想・解説】

今回は、長期間労働が原因でうつ病を発症したとして、会社に損害賠償を求めた事件です。

今回のケースは、長時間労働ということで、会社側にとっては、非常に不利です。まず、過重労働では、月45時間以上になると、健康障害のリスクが高まり、月100時間以上になるとかなりリスクが高いといえます。

今回は、135時間ですから、労働者の主張が認められやすい面があります。

そして、今回は、労災も認定されています。労災が認定されるということは、業務起因性が認められたということですから、労働者としては、長時間労働という業務上の理由で、うつ病にり患したとして損害賠償を求めることは、考えられるところです。

長時間労働は、割増賃金と健康障害の2つ問題があります。このように裁判になると、企業イメージの低下にもつながります。

長時間労働については、きちんと対策を講じて、問題がある場合は是正する必要があります。