
【概要】
ある不動産関係の元社員が、慰謝料と未払い残業代計約368万円の支払いを求め、東京地裁に裁判を起こしました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.この元社員は、東京都内の店舗に営業職として配属されました。しかし、入社からわずか2ヵ月で退職を余儀なくされました。
2.ほぼ毎日、朝8時から夜23~24時ごろまで働いていました。また、休日は月に2日程度しか取れず、残業時間は月200時間に及ぶ月もありました。
3.どれだけ残業をしても固定残業代として15万円しか支払われませんでした。
4.スマホのLINEを通じて、「くそみたいな仕事してんじゃねーよ」、「カス」「ブタ」等の暴言を受けていました。
【意見・感想・解説】
今回は、パワハラと賃金不払い残業が原因で、裁判を起こした事件を取り上げました。今回の内容が事実ですと、パワハラと賃金不払い残業、過重労働ということになり、とても問題であるといえます。
スマートフォンが普及してきましたが、そこでのLINEを通じて、パワハラが行われるというのは、悩ましい問題です。といいますのは、多くの社員の前で暴言がなされていれば、他の社員がパワハラが深刻になる前に、相談窓口等を通じて相談し、防止に努めることも考えられます。
しかし、LINEを通じて、パワハラが行われますと、周りの人が気づかないで、継続的にパワハラが行われてしまうことが考えられます。特にLINEですと、既読機能がありますので、既読しているにも関わらず、返事が遅いことで、さらにパワハラがエスカレートすることも考えられます。
まずは、こうしたパワハラをしないように、社員教育を推進し、パワハラ防止に関する意識を徹底させることが重要です。









