リニューアルオープン準備で長時間労働に追われ、過労により倒れる店舗スタッフのイラスト

※リニューアルオープン準備と開店後対応で残業が147時間に達し、勤務後に体調不良で倒れる店舗従業員の漫画イラスト

【概要】

三重・四日市労働基準監督署は、特別条項付36協定で定める月90時間の時間外労働の延長限度を超えて労働者を働かせたとして精肉・和菓子チェーンの会社と店長を労働基準法違反の疑いで書類送検しました。具体的には以下の通りです。

1.労働者1人に対し、1か月90時間の延長限度を超えて、147時間の時間外労働を行わせた疑いがもたれています。

2.今年6月上旬、勤務を終えた労働者が自宅が倒れ、心臓疾患で死亡しました。

3.死亡直前の5月は、店舗改装に伴うリニューアルオープンの準備とオープン後の対応で、業務量が大幅に増加しました。

【意見・感想・解説】

今回は、過労死による書類送検に関する記事を取り上げました。

リニュアールオープンの前後において、業務量が大幅に増加し、長時間労働になってしまいました。そして、結果として過労死を引き起こしてしまいました。とても残念な事件です。

確かに、リニューアルオープンのような場合は、多忙になることは理解できますが、やはり優先すべきは、社員の健康面の配慮です。今回は、月に147時間の時間外労働ですから、きちんと配慮していたとはいえないでしょう。

そして、発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、健康障害のリスクが高いとされています。

このような悲しいことが生じないように、過重労働については気をつける必要があります。