
【概要】
ある会社では、「社長公選制」を導入しています。具体的には以下のとおりです。
1.社長は立候補者の中から社員による投票で選びます。
2.立候補の資格は「41歳以上56歳未満」としています。この年齢の社員なら誰でも社長になる資格があります。
3.また、この会社では、社員持ち株制度を導入しており、発行済み株式の約83%を社員持ち株会が保有しています。そして、「社長選」の投票は、持ち株数に応じて票数が割り当てられています。
4.投票権は、社員全体の約84%です。
5.選ばれた社長の任期は1期2年とし、56歳までは何期務めてもよいのですが、業績が3期以上低迷した場合は、いさぎよく社長を引退することになっています。
6.ただ、現実は「社長選」が実施されたわけではなく現在の社長は、実際に立候補したのは1人で、社員による投票ではありませんでした。
【意見・感想・解説】
とてもユニークというか、変わった制度ですね。
私は、経営の安定のためには、なるべく株式は分散させず、株主総会の特別決議を考慮して、議決権の3分の2は経営者側で保有すべきと考えているのですが、83%を社員が持つというのは、びっくりです。
そして、社長を選挙で選ぶということも、興味深いです。
ある意味、こうした制度が、社長の緊張感と真剣さを生み出し、また、社長を社員が自ら選んでいますので、社員の責任感も高まるのかもしれませんね。今後、複数の社長の立候補者が出てくると、さらに活性化しそうですね。
変わった制度ではありますが、社員が投票して社長を選ぶということについては、社長のやる気を創出することにつながりますので、様々な企業で、こうした取り組みが出てくるかもしれません。








