鎌倉ゆかりの名物を1万円で売る営業ロープレに挑戦し、合格で1万円インセンティブがもらえる社内チャレンジ制度のイメージ
鎌倉ゆかりの名物を1万円で売る営業ロープレで、社員が社長にセールストークを行い、合格して1万円のインセンティブを受け取る様子
鎌倉ゆかりの名物をテーマに、社員が価値を高めるセールストークを考え、社長への営業ロープレに挑戦する社内制度。

【概要】

あるWebコンサルティング等を行う会社では、「〇〇を1万円で売る」チャレンジ制度を導入しています。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.鎌倉ゆかりの名物についてランダムで指定します。そして、このを鎌倉ゆかりの名物を1万円で売るため、「どのようなトークでセールスするか?」を、月に1回、社員が社長に対して、営業ロープレを行うものです。

2.営業ロープレが合格した場合、1万円のインセンティブが付与されます。

【意見・感想・解説】

今回は、「〇〇を1万円で売る」チャレンジ制度を紹介しました。発想的には、「エスキモーに氷を売る」と近いものがありますね。

このケースでは、いかに氷に付加価値をつけるかがポイントです。

例えば、極端な例では、以下のような感じです。
●「福山雅治が思わずうなった、奇跡の氷」として売り出すとか
※勿論、福山雅治さんの事前許可は必要です(笑)

ポイントは、無理だろうとあきらめることなく、色々、悪戦苦闘しながらアイデアを絞り出すことです。

今回は、社長に対してトークで勝負のようですので、かなり考えることになることでしょう。とても興味深い事例です。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

いつも日々の業務に真摯に向き合い、会社を支えてくださっていることに、心より感謝しています。

当社では、「〇〇を1万円で売る」チャレンジ制度を通じて、営業力や提案力だけでなく、皆様一人ひとりが持つ発想力、行動力、そして最後まであきらめずに考え抜く力を大切にしたいと考えています。どのような題材であっても、工夫次第で新たな価値を生み出せることは、仕事においても大きな力になるからです。

この制度は、単に結果だけを評価するためのものではありません。挑戦に向けて悩み、考え、準備し、自分なりの答えを形にしていく過程そのものに、大きな意味があると私たちは考えています。合格してインセンティブを得ることはもちろん素晴らしいことですが、それ以上に、挑戦を通じて成長していく皆様の姿を、会社として何より大切にしたいと思っています。

会社にとって最も大切な存在は、社員の皆様です。皆様が安心して働き、自分の力を発揮し、成長の実感を持ちながら長く活躍してくださることが、会社の未来につながります。だからこそ当社は、皆様の努力や挑戦をしっかり見つめ、正当に評価し、応援し続ける会社でありたいと考えています。

うまくいく時もあれば、思うような結果にならない時もあると思います。しかし、その一つひとつの経験が、皆様自身の力となり、次の成長につながっていきます。会社は、そうした挑戦の積み重ねを決して無駄なものとは考えません。皆様が前向きに挑戦できる環境を整え、努力が報われる仕組みをつくり、これからも「ここで働き続けたい」と思える職場づくりに力を尽くしてまいります。

これからも、社員の皆様一人ひとりを大切にし、ともに学び、ともに成長し、ともに未来を築いていきたいと思っています。皆様の挑戦と頑張りに、心から期待しています。

代表取締役社長〇〇〇〇

〇〇を1万円で売るチャレンジ制度規程例

(目的)
第1条 本規程は、社員の営業力、提案力、発想力及びプレゼンテーション力の向上を図るために実施する「〇〇を1万円で売るチャレンジ制度」について、必要な事項を定めるものとする。

(適用範囲)
第2条 本規程は、会社が指定する社員に適用する。
2.対象者の範囲、参加単位その他の運用上必要な事項は、会社が別途定める。

(制度の内容)
第3条 本制度は、会社が指定する鎌倉ゆかりの名物その他会社が適当と認める題材について、これを1万円で販売すると仮定し、社員が営業ロールプレイングを行うことにより、その提案力等を評価する制度とする。
2.題材は、原則としてランダムに指定する。
3.社員は、指定された題材について、どのようなトーク、訴求方法及び付加価値の提案により販売するかを検討し、会社に対して発表するものとする。

(実施方法)
第4条 営業ロールプレイングは、原則として月1回実施する。
2.営業ロールプレイングの実施日時、実施場所、実施方法及び持ち時間は、会社がその都度定め、対象社員に通知する。
3.営業ロールプレイングは、原則として社長に対して行うものとする。
4.会社は、必要に応じて評価補助者を同席させることができる。

(評価基準)
第5条 会社は、営業ロールプレイングについて、次の各号に掲げる事項を総合的に勘案し、合否を判定するものとする。
1.題材に対する理解度
2.発想力及び独創性
3.付加価値の設定内容
4.顧客への訴求力及び説得力
5.説明のわかりやすさ及び表現力
6.熱意、態度及び準備状況
2.前項の評価基準の具体的運用については、会社が別途定めることができる。

(合格及びインセンティブ)
第6条 営業ロールプレイングの結果、会社が合格と判定した社員に対しては、1回につき1万円のインセンティブを支給する。
2.インセンティブは、賃金、賞与又は報奨金として取り扱うかを含め、会社が定める方法により支給する。
3.インセンティブの支給日その他支給に必要な事項は、会社が別途定める。

(不合格時の取扱い)
第7条 営業ロールプレイングが不合格となった場合であっても、会社は必要に応じて助言、指導又は再挑戦の機会を設けることができる。
2.再挑戦の可否、時期及び方法は、会社が別途定める。

(社内手続き)
第8条 本制度を実施する場合、会社は対象社員、実施日時、題材、評価者及び実施方法を事前に定め、社内に周知するものとする。
2.評価結果は、所定の方法により記録し、必要に応じて本人へ通知するものとする。
3.インセンティブ支給対象者が生じた場合、所属長又は担当部署は、所定の社内申請手続きに従い、支給に必要な手続きを行うものとする。
4.本制度の運用、記録管理、支給手続きその他の事務は、会社が指定する担当部署が行うものとする。

(禁止事項)
第9条 社員は、営業ロールプレイングの実施にあたり、次の各号に掲げる行為をしてはならない。
1.法令、公序良俗又は社内規程に反する内容の提案を行うこと
2.第三者の権利を侵害し、又は侵害するおそれのある表現を用いること
3.虚偽又は誤認を招く説明を行うこと
4.会社の信用を害するおそれのある言動を行うこと

(制度の変更又は廃止)
第10条 会社は、経営上又は運営上の必要がある場合には、本制度の内容を変更し、又は廃止することができる。
2.前項の場合、会社は対象社員に対し、合理的な方法により周知するものとする。

(補則)
第11条 本規程に定めのない事項については、就業規則その他の社内規程によるほか、会社が個別に定める。

(附則)
第12条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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