ファミリーレストラン店長による暴力・暴言・サービス残業を伴うパワハラで、従業員が肋骨骨折と長時間労働に苦しむ様子
ファミリーレストランで店長から強い叱責を受ける従業員が、深夜まで続く長時間労働とサービス残業に疲弊し、労基署への相談や労災申請を考える様子
暴言や暴行を伴うパワハラ、深夜までの長時間労働、サービス残業により、従業員が心身ともに追い詰められる飲食店の労務問題を描いた画像。

【概要】

あるファミリーレストランの店長が、パワハラで懲戒解雇されました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この店長は、暴力を伴うパワハラを繰り返していました。被害を受けた男性は、殴られ骨折しました。

2.2020年9月~今年4月において、店長の暴言や暴行にさらされ、21年8月には肋骨を折る大けがをおいました。

3.サービス残業も強いられていました。繁忙期は週4、5回店に寝泊まりし、今年2月には時間外労働が190時間になりました。

4.労働基準監督署に労災申請をしています。

【意見・感想・解説】

今回は、パワハラについて取り上げました。

暴力で肋骨を折る程のパワハラとは、極めて問題です。サービス残業も加わっており、かなり悪質な事案です。

懲戒解雇の処分は妥当といえます。

それにしても、半年以上も放置されていたのが異常です。この店長の報復が怖くて、会社に相談できなかったかもしれません。

ただ、周囲の社員は、こうしたパワハラには気づいていたと思います。通報がなされなかったっということは、会社の相談窓口に相談することへのためらいもあったかもしれません。

いずれにしても、相談窓口が適切に機能していなかったことになります。今一度、自社の相談体制に問題ないか確認してみるとよいでしょう。

ハラスメント対策研修のご案内

今回のような深刻なパワハラ事案は、企業にとって重大なリスクとなります。暴力や暴言、長時間労働が横行する職場環境では、従業員の安全と健康が損なわれるだけでなく、企業の信用失墜や訴訟リスクにもつながりかねません。

このような問題を未然に防ぐためには、従業員一人ひとりがハラスメントの本質を理解し、管理職が適切な対応と予防策を実践することが重要です。

坂本直紀の研修では、実際の事例を踏まえながら、パワハラを含む各種ハラスメントの理解と、職場での具体的な対処法を学ぶことができます。また、相談窓口の機能強化や、従業員が安心して声を上げられる仕組みづくりのポイントについても解説します。

「うちの会社は大丈夫」と思っていても、現場では見えない問題が潜んでいるかもしれません。まずは研修を通じて、ハラスメントを防止する意識と行動を職場全体で共有しましょう。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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