WBC決勝戦の日を「ペッパーミルポーズの日」として休暇にした会社で、社員たちが野球中継を見ながら喜ぶイラスト
WBC決勝進出を受けて、会長と社長が3月22日を「ペッパーミルポーズの日」として休暇に決め、社員たちが喜ぶ漫画イラスト
侍ジャパンのWBC決勝進出をきっかけに、野球好きの会長と社長が急遽3月22日を休暇に決定。社員たちが驚きながらも喜び、みんなで応援する様子を描いた漫画風アイキャッチ。

【概要】

あるイラストレーターの個展の企画運営を行う会社は、WBC決勝戦の日を休暇としました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この会社では、前日に急遽、以下の通知を社員に発しました。「明日3月22日は侍ジャパンのWBC決勝戦が決まったため、『ペッパーミルポーズの日』として休暇とする」

2.21日の準決勝後、野球好きの会長と社長が決定しました。

【意見・感想・解説】

今回は、WBC休暇について取り上げました。

ペッパーミルポーズは、ヌートバー選手が日本代表に広めたパフォーマンスです。テレビでよくみました。いわゆる両手で、ゴマを引くようなポーズです。”身を粉にして頑張ろう、バッターをどんどん回そう”という意味があるようです。

そして、WBC決勝の日は、社員がみんなでペッパーミルポーズをして、仕事をせずに、ニッポンを応援しようということです。

野球好きの会長と社長が決めたということで、いわゆるトップダウンです(笑)社員も喜んで、従うことになりそうですね。

これまでも、イベントに関連した以下の特別休暇を紹介しました。

●特別休暇「モンハン休み」
人気ゲーム ‘MONSTER HUNTER RISE’ の発売日を休暇にしました。
https://sakamoto-jinji.com/hr/unique-benefits/403/

やはり、何らかのイベントに関連した休暇は、取得率が高そうです。そして、取得率が高い休暇を設けることは、社員の満足度向上にも寄与します。

今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。

会社から社員へのメッセージ例

社員の皆様へ

このたび、侍ジャパンのWBC決勝進出という大変嬉しいニュースを、社員の皆様とともに喜び合いたいという思いから、3月22日を全社休暇とする判断をいたしました。

日々、会社を支えてくださっているのは、ほかでもない社員の皆様です。皆様がそれぞれの持ち場で力を尽くし、真面目に仕事に向き合ってくださっているからこそ、会社は成り立ち、前へ進むことができています。私たちは、そんな社員の皆様を何よりも大切にしたいと考えています。

だからこそ、時には仕事の手を止めて、心から楽しめる時間を持つことも大切だと思っています。今回のように、世の中の明るい話題をみんなで共有し、笑顔になれる機会をつくることは、心身のリフレッシュだけでなく、会社としての一体感や前向きな活力にもつながると考えています。

少し遊び心のある判断かもしれませんが、こうした柔軟な取り組みも、社員の皆様に「この会社で働いていてよかった」と感じていただける職場づくりの一つだと信じています。会社は、単に働く場所であるだけでなく、安心して力を発揮でき、気持ちよく長く働ける場所であるべきです。

これからも当社は、社員の皆様の頑張りにしっかりと応え、働きやすさややりがい、そして温かさのある職場環境づくりに努めてまいります。社員一人ひとりを大切にし、皆様が安心して長く活躍できる会社であり続けることを、これからも大事にしてまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長〇〇〇〇

ペッパーミルポーズの日休暇規程例

(会社メッセージ)
侍ジャパンのWBC決勝進出という明るい話題を、社員の皆さんとともに喜び、応援するため、当社は3月22日を「ペッパーミルポーズの日」として全社休暇とします。
仕事を離れ、日本代表を応援しながら、心身をリフレッシュし、社員同士の一体感や士気の向上につなげていただくことを目的としています。
当社は、今後も遊び心ある経営判断を通じて、働きやすく、楽しさのある職場づくりを目指してまいります。

(目的)
第1条 本規程は、侍ジャパンのWBC決勝進出を祝し、社員の士気向上、職場の一体感の醸成および心身のリフレッシュを図るために設ける「ペッパーミルポーズの日」に関し、必要な事項を定めるものとする。

(定義)
第2条 本規程において「ペッパーミルポーズの日」とは、会社が特別に指定する日を全社一斉の特別休暇日とし、社員が業務を行わず、スポーツ観戦その他これに準ずる方法により当該イベントを楽しむ日をいう。

(実施日)
第3条 ペッパーミルポーズの日は、会社が対象イベントの開催日、社会的話題性、社内への効果等を総合的に勘案し、必要と認めた日に実施する。

(決定権者)
第4条 ペッパーミルポーズの日の実施は、会長および社長の協議により決定する。
2 前項の決定は、経営判断に基づく特別措置として行うものとする。

(対象者)
第5条 ペッパーミルポーズの日の適用対象者は、会社が指定する日に在籍する全社員とする。
2 パートタイマー、契約社員その他の雇用区分の者については、個別の雇用契約、就業実態等を踏まえ、会社が別途定める。

(休暇の取扱い)
第6条 ペッパーミルポーズの日は、会社が付与する特別休暇とし、通常の年次有給休暇とは別に取り扱うものとする。
2 本休暇日の賃金の取扱いについては、会社が別途定める給与規程その他の関連規程に従うものとする。
3 本休暇日は、全社一斉休暇を原則とし、社員は原則として出勤しないものとする。

(業務上の対応)
第7条 会社は、ペッパーミルポーズの日を実施する場合、業務運営に支障が生じないよう必要な措置を講ずるものとする。
2 取引先対応、納期対応その他業務上やむを得ない事情がある場合には、所属長の判断により必要最小限の勤務を命ずることがある。
3 前項の場合の振替、代替措置その他必要な事項は、会社が個別に定める。

(社内手続き)
第8条 ペッパーミルポーズの日を実施する場合、会社は原則として前日までに、社内通知、電子メール、社内チャットその他適切な方法により全社員へ周知するものとする。
2 社員による休暇申請手続きは不要とする。ただし、会社が別途指示する場合は、その指示に従うものとする。
3 所属長は、実施日に備え、必要な業務の整理、関係先への連絡その他必要な社内調整を行うものとする。

(その他)
第9条 本規程に定めのない事項については、就業規則その他の社内規程による。
2 本規程の運用に関し必要な事項は、社長が別に定める。

(附則)
第10条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。

顧問契約サービスのご案内

今回のように、社員満足度の向上や職場の一体感づくりにつながる施策は、企業にとって大変意義のある取り組みです。一方で、特別休暇の運用や周知方法、対象者の範囲、賃金の取扱いなど、実務上は事前に整理しておくべき点も少なくありません。

顧問契約をご利用いただくことで、こうした日常の労務判断について、トラブルの予防につながるアドバイスを継続的に受けることができ、万一問題が生じた場合にも事後に適切かつ迅速な対応を図ることができます。思いつきの施策を単発で終わらせるのではなく、会社の方針や就業規則との整合性を踏まえて制度設計することで、安心して柔軟な経営判断を行えるようになります。

また、社員を大切にする姿勢を形にし、働きやすい職場環境を整えていくことは、優秀な人材の確保及び定着の観点からも非常に重要です。採用競争が激しくなる中で、「この会社で長く働きたい」と思ってもらえる職場づくりを進めるためには、労務管理の専門家による継続的な支援が有効です。

就業規則の整備、特別休暇制度の設計、日々の労務相談、従業員対応まで、実情に即してサポートいたします。人事労務の安心体制を整えたい企業様は、ぜひ顧問契約をご検討ください。

顧問契約の内容

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代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

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