鳥取県のこども園で女性園長が職員に過度な指導を行い、パワハラ認定と懲戒処分を受けたことを示すイラスト
鳥取県のこども園で女性園長が職員を会議で厳しく追及し、過度な文書修正を求めたパワハラ問題と研修受講を描いた漫画
会議での厳しい追及や文書への過度な修正指導により、職員が不安を感じたとして、鳥取県内のこども園園長に懲戒処分が下されました。

【概要】

鳥取県のある町では、こども園の女性園長がパワハラに該当する行為を行ったとして、減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この園長は、会議の場で職員が回答に窮するほど厳しく追及し、会議への出席に不安を感じさせていました。

また、文章についても、過度な修正を求めていました。

2.女性園長は今回の件を反省しており、今後、ハラスメント防止研修を受講する予定です。

【意見・感想・解説】

今回は、園長によるパワハラの事案を取り上げました。

園長のように職務上の立場が強い者による言動は、部下や職員に与える影響が大きいといえます。

そもそも、会議の場で過度に追及したり、不安を抱かせたりするような指導は、職場環境を悪化させる要因となります。

指導や助言は本来、相手の成長や業務の改善につなげるために行うものです。

それにもかかわらず、今回のように必要以上に相手を追い詰めるような言動は、パワハラと評価される可能性があります。

また、文章修正についても、「業務上必要な指摘」と「過度な要求」との線引きを、正しく理解しておく必要があります。

一方で、園長自身が反省し、ハラスメント防止研修を受講する予定である点には、一定の意義があるといえます。

今後は、その学びを再発防止につなげていくことが求められます。

ハラスメント対策研修のご案内

今回の事案のように、立場の強い管理職による厳しい追及や、必要以上に相手を追い詰める指導は、職場環境を悪化させ、パワーハラスメントと評価されるおそれがあります。
ハラスメントの判断は、「指導のつもりだった」「業務上必要だった」という理由だけでは否定されません。日頃の言葉の選び方、注意・指導の方法、部下との関わり方を見直すことが、トラブルの未然防止につながります。
坂本直紀の研修では、パワーハラスメントをはじめ、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、カスタマーハラスメントなどについて、実際の事例を交えながら分かりやすく解説します。
管理職として求められる適切な指導方法や、相談を受けた際の対応ポイント、再発防止のための職場づくりまで、実務に活かせる内容で学んでいただけます。
ハラスメントのない安心して働ける職場づくりのために、ぜひハラスメント対策研修をご活用ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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