
【概要】
東京都の新宿・池袋両労働基準監督署は、アニメ制作会社に対して集団指導を行いました。具体的には以下の通りです。
1.呼出しの対象は、アニメ制作会社111事業場です。
2.時間外・休日労働に関する協定が未締結、または未届けの事業場が目立っており、約34%でした。
3.その他にも割増賃金や最低賃金法の問題もありました。
【意見・感想・解説】
今回は、アニメ制作会社への労基署の集団指導について、取り上げました。
アニメ制作会社で、小規模な事業場では、無理な受注により、社員の労働環境の悪化が懸念されるところです。特に、残業代込みの基本給で設定している場合、基本給そのものが最低賃金を下回っていたり、また実際の時間外労働手当が、あらかじめ支給していた定額残業手当を超えている場合は、差額を支払わなければいけませんが、それが滞っていたりする問題が懸念されます。
経営環境が厳しい中、確かに難しい問題ではありますが、このように労基署から指導を受け、明らかに法違反がある場合は、きちんと是正する必要があります。
今は、個別労働紛争が増大しています。こうしたトラブルになる前に、早めに問題を把握することができたとプラスに捉えることが大切と考えます。









