平成24年度の上野労働基準監督署による監督指導で、IT企業の約8割に労基法等の違反が確認されたことを示すイラスト
上野労働基準監督署の調査で、IT企業の約8割に労働時間や割増賃金などの法令違反が見つかったことを会話形式で解説する漫画
平成24年度の上野労働基準監督署による立ち入り調査で、IT・ソフトウェア関連企業における長時間労働や割増賃金の違反が明らかになりました。

【概要】

IT企業の約8割が、労働基準関係法令に違反していたことが、上野労働基準監督署の監督指導結果で明らかになりました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.平成24年度に事業場規模10人以上のIT・ソフトウエア関連企業に立ち入り調査を実施しました。その結果、労働時間、割増賃金を中心に労働基準法、労働安全衛生法などの違反が発覚しました。

2.労働時間では、36協定の限度時間超過がめだっていました。また、割増賃金では、中小企業は除かれますが、月60時間を超える場合に50%以上の割増率で支払っていない事業場もありました。

【意見・感想・解説】

今回は、上野労働基準監督署によるIT企業の監督指導結果を取り上げました。多くの企業で、労働基準関係法令違反が生じていることがうかがえます。

IT企業においては、場合によっては、長時間労働により、過重労働や残業手当といったトラブルが生じるリスクがあります。今回は、まさに、こうした点が指摘されたものであり、改善が必要になります。まずは、社員全員の労働時間を確認してみるとよいでしょう。具体的には、時間外・休日・深夜労働の時間を月毎に算出いたします。

その結果、週40時間を超える労働が、100時間を超える社員がいるようであれば、かなり危険になります。その場合は、早急に改善が必要です。このように現状把握により、一度自社に問題がないか確認して
みるとよいでしょう。