
【概要】
大相撲において、師匠の親方による弟子へのパワハラなど、不適切な指導が問題視されています。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.今回のパワハラでは、証拠となる録音データが存在しています。
2.内容としては、頭を拳で殴る、背中を蹴るなどです。また、日常的に「殺すぞ」「クビにするぞ」などの暴言も繰り返していました。
3.協会の内部通報窓口に訴えがあり、当件が発覚しました。
【意見・感想・解説】
今回は、大相撲でのパワハラを取り上げました。
暴行と日常的な暴言ということで、さすがに不適切な指導と捉えられても仕方ありません。録音データも存在しているようですから、おそらく事実でしょう。協会は今後、適切に再発防止に取り組んでいただきたいと思います。
今回は、師匠から弟子へのパワハラですから、まさに力関係が背景にあります。パワハラは職場内での力関係が影響する面が多分にありますので、典型的なパターンといえます。
そして、録音です。一般的にパワハラは、行為者と被害者の言い分が異なることがあり、事実認定が難しい面があります。しかしながら録音データがあれば、パワハラを立証しやすくなります。
同様に、悪質なメールやチャットについても保存が可能であるため、証拠になります。このように被害者側としては、「証拠を揃えて相談に行く」ことが可能になります。
今後、ハラスメントの発生件数が増えてくれば、こうした証拠保全という対応も増えてくるものと思われます。
ハラスメント対策研修のご案内
大相撲における師匠から弟子へのパワハラ問題は、暴行や暴言などの不適切な指導が、いかに深刻な問題に発展するかを示しています。
特に、録音データなどの証拠が残っている場合、ハラスメントの事実認定に大きな影響を与えます。職場においても、上司と部下、先輩と後輩、指導する側とされる側など、力関係を背景にしたハラスメントは発生しやすいものです。
また、内部通報窓口への相談をきっかけに問題が発覚するケースも増えています。そのため、企業には「ハラスメントを起こさないための教育」だけでなく、「相談があった場合に適切に対応する体制づくり」も求められます。
坂本直紀の研修では、パワーハラスメントの基本的な考え方に加え、暴言・暴行・不適切な指導の境界線、証拠が残る時代におけるリスク、管理職として注意すべき言動、相談対応のポイントなどをわかりやすく解説します。
ハラスメントを未然に防ぎ、安心して働ける職場づくりを進めるために、ぜひハラスメント対策研修をご活用ください。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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