業務知識と経験の差を背景に、経験豊富な部下が異動直後の上司へ強く意見する逆パワハラのイメージ
業務に詳しい部下が異動直後の上司へ強い口調で意見し、上司が困惑している逆パワハラの事例
業務知識の差を背景に、経験豊富な部下が異動して間もない上司へ強く詰め寄る逆パワハラの場面です。

【概要】

ある大阪府のある市は、逆パワハラにより、市の職員を減給処分としました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この職員は、異動してからおよそ半年の上司に対し、強い口調で詰め寄りました。その際、職場での電話対応に支障が出るほどの大声を出していました。

2.この職員は異動してきた上司よりも、業務に関する知識や経験が豊富でした。

【意見・感想・解説】

今回は、逆パワハラについて取り上げました。

一般的にパワハラというと、上司が職位や権限を背景に、部下へ圧力をかける場面が想定されがちです。

しかし、業務知識や経験、職場内での影響力などによっては、部下が上司に対して優位な立場に立つこともあります。

今回の事案では、異動して間もない上司に対し、経験豊富な職員が大声で詰め寄り、職場の電話対応に支障が出るほどの行為に及びました。

これは、単なる意見の相違や業務上の指摘にとどまらず、職場環境を悪化させる行為といえます。

そもそも、上司が異動直後で職場事情に不慣れな場合、経験豊富な部下の協力は欠かせません。

その知識や経験は、相手を威圧するためではなく、職場を円滑に運営するために活かされるべきものです。

職場では、立場の上下にかかわらず、相手を尊重した対応を心がけることが大切です。

ハラスメント対策研修のご案内

パワーハラスメントは、上司から部下に対して行われるものだけではありません。業務上の知識や経験、職場内での影響力などを背景に、部下が上司へ威圧的な言動を行う「逆パワハラ」も、職場で注意すべき問題です。

坂本直紀の研修では、上司から部下への言動だけでなく、部下から上司への逆パワハラや、同僚間のハラスメントについても具体例を交えて解説します。また、相手を尊重しながら意見を伝える方法や、感情を適切にコントロールする方法、ハラスメントが発生した際の相談対応についても学びます。

職場内の立場や経験年数に左右されず、誰もが安心して働ける環境を整えるために、ハラスメント対策研修の実施をご検討ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ 一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員  坂本直紀の詳しいプロフィールはこちら 坂本直紀の研修・セミナー実績はこちら 坂本直紀の書籍執筆実績はこちら 坂本直紀の雑誌執筆実績はこちら 坂本直紀のメディア取材実績はこちら