
【概要】
福岡県のある町の男性職員(20代)が、町長(68)や上司からのパワハラを訴える遺書を残し、自殺を図りましたが、家族が発見し救急搬送され、一命を取り留めました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.遺書には「仕事でも○○(遺書では実名)に死ねって言われたし、死にます」などと記されていました。
2.母親は職員の上司らと面会し、遺書を示した上で、町長への報告とパワハラ行為の事実確認を求めました。
3.これまでに説明や謝罪はなく、遺族は、「不誠実である」と話しています。
【意見・感想・解説】
今回は、パワハラが原因で、自殺未遂となった事例を取り上げました。
まだ事実は明確でないため、パワハラがあったとまでは断定できません。一方で、実名入りの遺書を残して、自殺を図ったことははっきりしています。
こうしたことから、業務遂行上、亡くなった男性職員にはかなりの心理的負荷がかかっていたことが推測されます。
このように自殺を図る際には、事前に何らかの前兆がみられることもあります。例えば、「辞めたい」、「もうやっていけない」などという発言が本人から出てくることです。
そのような場合は、おかしなサインですから、周りの人は早めに気づいてあげて、必要に応じて専門医の受診や休暇の取得を勧めるといった対応が考えられます。
周囲の人からの思いやりやケアが大切になります。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
いのちの電話 0570-783-556(24h)
#いのちSOS 0120-061-338(24h・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24h・多言語)
ハラスメント対策研修のご案内
今回取り上げたような、パワハラによって自殺未遂にまで至る深刻なケースは、決して見過ごせるものではありません。背景には、組織内での不適切な言動や、適切な対応が行われなかったことがあると考えられます。
坂本直紀の研修では、ハラスメントが起きる背景やその兆候を把握し、早期に防止・対応できるスキルを習得していただくことを目的としています。裁判例も交えながら、研修を受ける方の意識改革と行動変容を促します。
大切な命と職場を守るために、管理職や上司の立場にある方にこそ、正しい知識と対応力が必要です。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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