高知市教育委員会の男性職員が歓送迎会で女性臨時職員にセクハラを行い、減給処分を受けたことを伝えるイメージ画像
高知市教育委員会の課長級男性職員が歓送迎会で女性臨時職員にセクハラを行い、相談制度の利用により懲戒処分となった事案を描いた漫画画像
高知市教育委員会は、歓送迎会で女性臨時職員にセクハラ行為をした課長級男性職員を、減給10%・3カ月の懲戒処分にしました。

【概要】

高知市教育委員会は、同じ職場で働く女性臨時職員にセクハラをしたとして、課長級の男性職員を減給10%(3ヵ月)の懲戒処分にしました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.職場の歓送迎会で飲酒した男性職員が女性職員を、2次会へしつこく誘いました。その上で、女性にキスを迫ったり腰に手を回したりしました。

2.女性職員が市のハラスメント相談制度を利用し、事件が発覚しました。

【意見・感想・解説】

今回は、セクハラに関してトラブルになった事例を取り上げました。

今回の特徴は以下の3点です。

1.上司と部下の関係:
ハラスメントは、一般的に職場内の力関係が影響します。具体的には、上司(行為者)、部下(被害者)のパターンが多い傾向にあります。今回は、課長級の男性職員が、女性の臨時職員にセクハラをしています。

2.宴席は注意:
飲酒がもとで自制心が効かなくなるため、セクハラのリスクが著しく高まります。今回は歓送迎会で飲酒していたいうこともあり、セクハラ行為につながった面があります。

3.相談窓口が大切:
こうしたハラスメントの発生時は、会社の相談窓口が重要な役割を果たします。今回は相談窓口が、セクハラを事実認定し、男性職員に懲戒処分を実施しました。

最近は、ニュースなどでハラスメントのトラブルが多く報道されており、多発している状況です。今一度、社内でハラスメントが発生していないか確認してみるとよいでしょう。

ハラスメント対策研修のご案内

セクシュアルハラスメントは、行為者本人に「そのつもりはなかった」という認識があっても、相手に大きな苦痛を与え、職場環境を悪化させる重大な問題です。特に、上司と部下、正職員と臨時職員など、職場内の力関係がある場合には、相手が拒否しにくい状況になりやすく、より慎重な対応が求められます。

また、歓送迎会や懇親会などの宴席であっても、職場の人間関係を背景とした場であれば、ハラスメントとして問題になる可能性があります。飲酒により気が緩み、しつこく誘う、身体に触れる、不快な言動をするなどの行為が発生すれば、懲戒処分や職場全体の信頼低下につながりかねません。

ハラスメントを防止するためには、管理職や従業員が「どのような言動がハラスメントに該当するのか」「相談を受けた場合にどのように対応すべきか」を正しく理解しておくことが大切です。

坂本直紀の研修では、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、カスタマーハラスメントなど、職場で起こりやすいハラスメントの具体例をもとに、予防策や相談対応の留意点をわかりやすく解説します。ハラスメントのない職場づくりに向けて、ぜひハラスメント対策研修をご活用ください。

 

ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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