2020年の地域別最低賃金改定について、会議で資料を確認するビジネスパーソンと10月発効を示すイラスト
2020年の地域別最低賃金改定について、40県で1円〜3円引上げ、全国加重平均902円、10月上旬発効予定などを解説する会議風景の漫画イラスト
地方最低賃金審議会が2020年の地域別最低賃金改定額を取りまとめ、40県で1円〜3円の引上げ、全国加重平均は902円となりました。

【概要】

都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会が、地域別最低賃金の改定額を、取りまとめました。具体的には、次の内容が特徴的です。

1.最低賃金の引上げを行ったのは40県で、1円~3円の引上げです。引上げ額が1円は17県、2円は14県、3円は9県という内訳です。

2.改定後の全国加重平均額は、902円(昨年度901円)です。最高額(1,013円)と最低額(792円)の金額差は、221円(昨年度は223円)です。

3.答申された改定額は、都道府県労働局の関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月上旬に順次発効される予定です。

【意見・感想・解説】

今回は、最低賃金について取り上げました。

新型コロナの影響でどうなるかと思いましたが、さすがに下がることはなく、微増という感じです。東京都については、現行どおり(変わらず)ということになりました。

新型コロナの影響で、売上を伸ばすことが厳しい中、固定費である人件費は重くのしかかります。最低賃金の影響で人件費のコントロールが難しく、雇用の継続が難しくなるケースも考えられます。

なかなか難しい問題ですが、個人的には、雇用の継続により解雇や失業者を減らすことが大切と考えていますので、新型コロナ禍のときは、少しは最低賃金を引き下げることを許容してもいいのではないかと思いました。

顧問契約サービスのご案内

最低賃金の改定は、企業の人件費管理や雇用維持に大きな影響を与える重要なテーマです。特に、売上の先行きが不透明な状況では、賃金水準の見直し、雇用契約の確認、労働条件の整備など、慎重かつ適切な対応が求められます。

最低賃金への対応を誤ると、法令違反や従業員とのトラブルにつながるおそれがあります。一方で、単にコストを抑えるだけでは、優秀な人材の確保及び定着が難しくなる場合もあります。企業としては、トラブルを予防するとともに、万が一問題が発生した際には、適切かつ迅速に対応できる体制を整えておくことが大切です。

顧問契約では、最低賃金改定への対応をはじめ、賃金制度、労働条件、雇用管理、人材定着に関するご相談に継続的に対応いたします。貴社の実情を踏まえながら、法令遵守と人材活用の両面から、実務的なサポートを行います。

顧問契約の内容

  • 定期対面による、親身な対応
    貴社の人事労務の課題を深く理解し、現場目線で実践的な提案を行います。
  • ご相談に対する、迅速な回答
    メール・電話・オンラインなど最適な手段でスピーディーに対応します。
  • 就業規則の作成・改定
    最新法令を踏まえた規程整備でリスクを軽減します。
  • 書式や最新情報のご提供
    実務でそのまま使えるフォーマットと最新トレンドを随時共有します。

代表社員 坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員

坂本直紀の詳しいプロフィールはこちら

坂本直紀の研修・セミナー実績はこちら

坂本直紀の書籍執筆実績はこちら

坂本直紀の雑誌執筆実績はこちら

坂本直紀のメディア取材実績はこちら