60歳以降の希望職種と年金受給前後の希望勤務形態を示すシニア人材調査のイラスト
60歳以降の希望職種と年金受給前後の希望勤務形態について会話形式で解説するシニア人材調査の漫画
企業活力研究所のシニア人材調査をもとに、60歳以降に希望する職種や、年金受給前後で変化する働き方の傾向を会話形式で紹介します。

【概要】

企業活力研究所では、シニア人材に関する調査を実施しました。そこで、今回と次回は、この調査結果について紹介します。

今回は、60歳以降の希望職種と年金受給前後の希望勤務形態を紹介します。

なお、用語の定義ですが、以下の通りとしています。
・若手・ミドル層…20代・30代・40代の正社員
・シニア層…50歳以上の正社員・契約社員

1.60歳以降の希望職種(60歳未満対象)
シニア層では「今の職種やその関連の職種」が男性66.3%、女性62.5%でした。一方、若手・ミドル層で性は、「今の職種やその関連の職種」が男性50.0%、女性46.8%となっていました。

シニア、若手・ミドル問わず、「今の職種やその関連の職種」が最も多い結果が出ています。今と、全く違う職種を選ぶのはあまりありませんでした。

2.年金受給前後の希望勤務形態(シニア層対象)
・週5日以上のフルタイム勤務は年金受給前は、59.9%、年金受給後は25.3%でした。
・週3~4日の短時間勤務は、年金受給前は、10.9%、年金受給後は26.9%でした。

【意見・感想・解説】

今回は、シニア層に関して、60歳以降の希望職種と年金受給前後の希望勤務形態を取り上げました。

概ね、予想通りの調査結果です。基本的に、変化はあまり好まれません。

そして、高齢になり、そこで全く違う職種となり、職場も変わり一からというよりは、これまでの延長線上の職種で働きたいと思うことは、考えられるところです。

また、シニア層には、基本的にバリバリ型とホドホド型がいます。バリバリ型とは、正社員と同様にバリバリ働くことを志向する人、ホドホド型とは、無理せず、短時間で働くことを志向する人です。

そして、高齢になれば年金が受給できますので、ホドホド型でよいと思う方が多くなっても不思議ではありません。一方、年金受給後も週5日以上のフルタイム勤務を望む方も多くいるということも注目されます。

さて、今後は、シニア層の希望と、シニア層の持てる能力を発揮し、若い社員への伝承を考慮しますと、出来る限り、同じ職種や関連する職種で勤務してもらう方がベターと考えます。

そして、出来る限り、多様な勤務形態を準備し、シニア層の多様なニーズに応えていくべきだと考えます。