
エイジフレンドリーの定義
「エイジフレンドリー」という言葉は、直訳すると「高齢者にやさしい」という意味を持ちます。
ただし、職場におけるエイジフレンドリーは単なる「やさしさ」にとどまりません。
高齢の従業員が健康を維持しつつ、長年培った知識や経験を存分に発揮できる環境を整えることを指します。
エイジフレンドリーの背景
●高齢労働者の増加
令和5年時点で、雇用者に占める60歳以上の割合は18.7%に達しています。
この層の労働者数は年々増加傾向にあります。
●労働災害の発生状況
同じく令和5年における労働災害の死傷者のうち、60歳以上の割合は29.3%を占めています。
こちらも上昇が続いています。
●災害発生率(千人率)と休業期間
60歳以上の死傷者の年千人率は4.022です。
(千人率=労働災害による死傷者数 ÷ 平均労働者数 × 1,000)
30代と比較すると、男性は約2倍、女性は約4倍にのぼります。
さらに年齢が高いほど、休業期間も長期化する傾向にあります。
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このように、高齢労働者は身体機能の低下などにより、若年層に比べて労働災害の発生率が高く、休業も長期化しやすいというリスクを抱えています。
そこで、高齢労働者が安心して安全に働ける職場環境を整え、労働災害を防ぐことを目的に「エイジフレンドリーガイドライン」が策定されました。
次回も引き続き、エイジフレンドリーについて解説していきます。どうぞご期待ください。
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坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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