
【概要】
あるデーターベースマーケティング会社では、オフィスにボックス型の「高気圧酸素カプセル」を導入しました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.高気圧酸素カプセルを、商談室として活用しています。
2.30分~1時間入室することで、酸素を体内に取り込み、血流が促進される効果があります。疲労回復、ストレス解消など、様々なリフレッシュ効果も期待できます。
3.この酸素カプセルは、入室して横たわるタイプとは異なり、1~2名が入室して座れるボックスタイプです。
【意見・感想・解説】
今回は、高気圧酸素カプセルを導入した取り組みについて取り上げました。
以前も、不動産会社における「酸素ボックス」を取り上げて解説しました。
https://sakamoto-jinji.com/hr/unique-benefits/152/
このケースでも、大人数名が座って話せる広さとしていました。
今回は、商談室としても活用することが特徴的です。来社した取引先の社員は、最初は驚くかもしれませんね。
一見、酸素ボックスはメリットだらけのように感じがありますが、気圧の変化があり、耳に違和感を感じる方もいるかもしれません。
また、持病がある方は、一度主治医に利用について問題ないか確認しておくとよいでしょう。
こうした点に注意しながら、上手に活用して社員の健康を促進し、モチベーション向上を図ることは有効です。
今回の事例を踏まえ、会社(社長)から社員へのメッセージおよび規程例を作成しました。ご参考ください。
会社から社員へのメッセージ例
社員の皆様へ
日頃より業務にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
このたび導入した「高気圧酸素カプセル」は、皆さんの健康と働きやすさを第一に考えた新しい取り組みの一環です。
心身ともに健やかに、そして笑顔で仕事に向き合ってほしいという願いを込めて設置しました。
皆さん一人ひとりが安心して長く働ける環境をつくることが、会社の大切な使命であり、未来への力になると私たちは信じています。
この制度を活用しながら、日々の活力と前向きな気持ちを育んでいただければ幸いです。
今後も、より良い職場づくりのために皆さんの声を大切にしながら、さまざまな取り組みを進めてまいります。
代表取締役社長〇〇〇〇
高気圧酸素カプセル利用制度規程例
(目的)
第1条 本規程は、社員および来訪者の健康増進、疲労回復ならびに業務効率の向上を目的として、社内に設置した高気圧酸素カプセル(以下「酸素カプセル」という。)の利用に関する事項を定める。
(定義)
第2条 本規程において「酸素カプセル」とは、1~2名が着席可能なボックス型で、内部を高気圧環境(1.3~1.5気圧程度)とし、高濃度酸素を供給する装置をいう。
(設置場所・仕様)
第3条 酸素カプセルは○○フロア商談室(以下「商談室」という。)に設置する。
2 酸素カプセルは商談室としての機能を兼ね備え、社内打合せおよび取引先との商談に利用できる。
(利用対象者および利用時間)
第4条 酸素カプセルは次の各号の者が利用できる。
1.当社に在籍する社員
2.当社の承認を得た来訪者または取引先社員
2 1回の利用時間は30分を基本とし、最長60分までとする。
3 利用可能時間は平日9時00分から18時00分までとする。
(予約方法)
第5条 酸素カプセルの利用は、社内ポータルサイトの予約システムにより事前予約を行うものとする。
2 予約は利用開始の1か月前から当日開始10分前まで受け付ける。
(利用手続)
第6条 利用者は次の手続を行うものとする。
1.予約後、所定の「酸素カプセル利用チェックシート」に健康状態を記入し、管理責任者に提出すること。
2.入室退室時は、備え付けのログブックまたはQRコードにより利用記録を残すこと。
3.利用終了後は、内部の簡易清掃(机上除菌・換気ボタン押下)を行うこと。
(健康上の留意事項)
第7条 次の各号のいずれかに該当する者は、利用前に必ず主治医の確認を受け、管理責任者へ結果を報告しなければならない。
1.心疾患、呼吸器疾患、耳鼻咽喉系疾患、閉所恐怖症その他圧力変化に影響を受ける持病を有する者
2.妊娠中またはその可能性がある者
3.その他体調不良を自覚する者
(商談利用上の配慮)
第8条 取引先等との商談で酸素カプセルを利用する場合は、事前に趣旨を説明し、相手方の同意を得るものとする。
(禁止事項)
第9条 利用者は次の行為を行ってはならない。
1.飲食、喫煙および火気の使用
2.携帯電話の通話以外の電子機器による録音・録画
3.高気圧環境に不適切なスプレー缶や可燃性物質の持込み
4.故意または過失による設備の損壊
(安全管理)
第10条 管理責任者は日次点検を実施し、気圧・酸素濃度・排気フィルターの状態を確認する。異常を認めた場合には直ちに利用を停止し、業者点検を手配する。
(故障・事故時の対応)
第11条 利用中に圧力異常や体調不良が発生した場合、利用者は非常停止ボタンを押下し、管理責任者へ連絡する。必要に応じて救急搬送等の措置を講ずる。
(費用負担)
第12条 酸素カプセルの維持管理費用は会社が負担する。ただし、故意または重過失により発生した損害については、当該利用者に費用の全部または一部を負担させることがある。
(管理責任者)
第13条 酸素カプセルの管理責任者は総務部長とし、運用・保守・利用申請の承認等を行う。
(規程の改廃)
第14条 本規程の改正または廃止は、取締役会の決議による。
(附則)
第15条 本規程は、令和◯年◯月◯日より施行する。
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代表社員 坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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