
【概要】
ある牛乳等の製造会社では、本社を含む全国の支店でサマータイム制を導入しました。具体的には以下のとおりです。
1.昨年、一部の事業場で導入後、節電等の効果が得られました。このため、全国に拡大することになりました。
2.始業時刻を1時間早く繰り上げるとともにクールビズも実施します。
3.9時~17時30分を8時から16時30分までに改訂しました。
4.また、8時から10時までの2時間について、不要不急の電話処理や会議をできるだけ控え、業務の集中を高めます。
【意見・感想・解説】
今回は、サマータイム制導入に関する記事を取り上げました。昨年の震災に伴う電力不足問題に対応するため、各社では様々な節電対策を実施しました。
その中の一つにサマータイム制がありました。この企業のように、実際に節電効果があり、今年も早々と実施する動きも出てきました。
ここで、2点解説します。
まず、1点目は就業規則です。サマータイム制とは、始業時刻と就業時刻の変更になります。始業時刻と就業時刻こついては、就業規則の記載事項になりますので、このように制度として設ける場合は、就業規則にも反映させておく必要があると考えます。
この点については、様々な見解があり、通常、就業規則には、始業終業時刻の繰り上げ繰り下げの規定を設けています。これで、対応できるとも思われますが、この規定はどちらかといえば臨時的なケースを想定しているものであり、このように一定期間、恒常的に実施する場合は、制度として適切に規定しておくべきと考えます。
また、こうした変更に際しては、社員に説明して、同意を得ておくことも大切になります。なぜならば、この変更によって不利益を受ける社員も出てくるかもしれないからです。このように労使の合意のもと、規則の整備を踏まえて実施することが良いと考えます。
2点目は、集中タイムです。
今回のもう一つの特徴として、朝の2時間を業務に集中する時間にしています。このように一定時間を業務集中タイムにする取り組みは、様々な企業でみられ、「がんばるタイム」「ゴールデンタイム」のようなネーミングで行われるケースもみられます。
業務に集中することで、生産性の向上につながるため、とても良い取り組みだと考えます。
このように目的をもってサマータイムを実施することは、とても参考になります。









