
【概要】
ある物流大手の男性社員が、上司からのパワハラを理由に自殺しました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1.この男性は、会社の営業所に勤務していました。ノルマの達成状況について、上司の課長から、朝礼の際に厳しく叱られました。
2.別の課長からは、仕事のミスを巡り、電話で「おまえどれだけ俺にウソつくんだよ」「一緒に仕事できない」などと言われました。
3.また、営業所内で立たされた状態で40分以上に渡り、叱責を受けました。
4.そして、この男性社員は、営業所で自殺しました。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
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【意見・感想・解説】
今回は、パワハラで自殺したケースを取り上げました。
まず、パワハラが原因でメンタル不調となることがあります。最悪の場合は、自殺という結果になることがあります。今回は、まさにその典型的なパターンといえるでしょう。
今回は、以下の3点が複合的に行われていることが問題です。
(1) パワハラが繰り返されていること
(2) 朝礼時といった、大勢の人が見ている前での叱責されていること
(3) 営業所内で立たされた状態で、長時間叱責されていること
すなわち、「複数回」「大勢の人の前」「長時間」ともなれば、さすがにメンタル不調となってもおかしくありません。明らかに不適切な指導であり、パワハラと判断されてもおかしくないでしょう。
今一度、社内でこうしたパワハラが発生していないか、確認しておくとよいでしょう。
ハラスメント対策研修のご案内
職場におけるハラスメントは、従業員の心身の健康を損なうだけでなく、企業の安全配慮義務違反、労災認定、損害賠償請求、社会的信用の低下など、重大なリスクにつながります。特に、上司から部下への叱責や指導が、人格否定や長時間の威圧的な言動になってしまうと、パワーハラスメントと判断される可能性があります。
管理職には、業務上必要な指導を行う責任がありますが、その一方で、相手の人格を傷つけず、適切な方法で指導することが求められます。感情的な叱責、他の従業員の前での過度な注意、威圧的な言葉遣い、長時間にわたる叱責などは、職場環境を悪化させ、深刻な問題に発展するおそれがあります。
坂本直紀の研修では、パワーハラスメントをはじめ、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、カスタマーハラスメントなどについて、管理職が理解しておくべき基礎知識と実務対応をわかりやすく解説します。また、ハラスメントを防止するための適切な指導方法、怒りの感情コントロール、相談対応時の留意点、職場内コミュニケーションについても学ぶことができます。
ハラスメントのない職場づくりのためには、管理職一人ひとりが「指導」と「ハラスメント」の違いを正しく理解し、日頃の言動を見直すことが重要です。ぜひ、貴社のハラスメント対策として、管理職向け研修の実施をご検討ください。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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