
【概要】
新型コロナウイルスの影響により、多くの企業で、テレワーク(リモートワーク)を導入するようになりました。これにより、新しいハラスメント「リモート・ハラスメント(リモハラ)」が発生していると話題になっています。別称、テレワーク・ハラスメント(テレハラ)とも言われています。具体的には、次のようなリモハラが発生しています。
1.オンライン会議で、仕事とは無関係な内容(「部屋を見せて」など)を上司から迫られる。
2.上司が「リモート飲み会」を開催し、招待されると断れない。
3.常時接続のビデオ会議ツールで、数分おきに監視され、精神的に窮屈さを感じる。
【意見・感想・解説】
今回は、”リモハラ”について、取り上げました。内容的には、個人のプライバシーに関することや、飲み会の強要ですから、パワハラによる「個の侵害」に該当する可能性が高いといえます。
◇参考:パワハラ6類型
1.身体的な攻撃(暴行・傷害)
2.精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
3.人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
4.過大な要求
5.過小な要求
6.個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
確かに、こうしたことが毎日のように繰り返されれば、中には、苦痛に感じてしまうケースがあるでしょう。
まだまだ世の中的にテレワークが浸透し始めたばかりなので、ハラスメントの行為者本人に、リモハラの自覚が薄かったり、あるいは自覚が無いケースが多いのは否めません。
しかしながら、あまりにも続くようであれば、必要に応じて会社の相談窓口に相談し、解決を図ってみても良いでしょう。
ハラスメント対策研修のご案内
テレワークやオンライン会議の普及により、職場で起こるハラスメントの形も変化しています。リモート環境では、業務上必要な確認と、過度な監視や私生活への立ち入りとの境界が見えにくくなることがあります。
たとえば、オンライン会議中に私生活に関する発言を求めたり、勤務時間外のオンライン懇親会への参加を断りづらい雰囲気をつくったり、常時接続によって過度に監視したりする行為は、従業員に大きな心理的負担を与える可能性があります。
こうした行為は、本人に悪気がなかったとしても、パワーハラスメントの「個の侵害」などに該当する可能性があります。特に管理職には、テレワーク下での適切なマネジメント、部下との距離感、指導とハラスメントの違いを正しく理解することが求められます。
坂本直紀の研修では、パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラなどの基本的な知識に加え、リモートワーク時代に起こりやすいハラスメント事例も踏まえながら、管理職として注意すべき言動や相談対応のポイントをわかりやすく解説します。
ハラスメントを未然に防ぐためには、知識の習得だけでなく、日頃のコミュニケーションの見直しが重要です。職場環境の変化に対応したハラスメント対策研修を実施し、誰もが安心して働ける職場づくりを進めていきましょう。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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