
【概要】
埼玉県嵐山町は先日、「部下の男性職員3人にパワーハラスメントを行った」として、50代の男性課長を停職3カ月の懲戒処分にしました。具体的には、次の内容が特徴的です。
1. 課員が3人しかいない部署で、課員全員がパワハラを理由に、先月から病気 休暇をとっています。
2. 課長は、本人がいる場で「あいつは 馬鹿」などと言ったり、課員が仕事上の指示を求めても無視したり、意味もなくにらみつけたりといった行為を繰り返していました。
【意見・感想・解説】
今回は、パワハラで懲戒処分を受けた事件を取り上げました。
課員スタッフ全員がパワハラにより病気休暇というのは、かなり異常な状態です。しっかり、再発防止に取り組んでいただきたいと思います。
今回の問題行為であるパワハラ内容は、以下の通りとなっています。
●「あいつは馬鹿」と、本人がいる前で発言し、尊厳を踏みにじる
●部下が仕事上の指示を求めてきても、無視をする
●意味なく、にらみつける
本来は課をまとめて、部下を育成する立場の人間が、明らかに皆のモチベーションを下げ、真逆のことをしているように思えます。こうした言動が執拗に繰り返されると、今回のようにメンタルヘルス不調になるリスクが生じます。
そして、このようなメンタルヘルス不調に陥る前に、早期解決のための相談窓口の役割が大切になります。今回も早めの対応が為されていれば、3人もの病気休暇は防げていたかもしれません。相談体制の整備は、ハラスメント対策上、重要な役割を果たします。
ハラスメント対策研修のご案内
パワーハラスメントは、被害を受けた従業員の尊厳を傷つけるだけでなく、メンタルヘルス不調、休職、離職、職場全体の士気低下など、組織に大きな影響を及ぼします。特に管理職による不適切な言動は、職場の雰囲気を悪化させ、部下が安心して相談・報告できない状態を招くおそれがあります。
ハラスメントを防止するためには、「してはいけない言動」を知るだけでなく、日頃の指導やコミュニケーションのあり方、相談を受けた際の対応、職場内で早期に問題を発見する仕組みづくりが重要です。
坂本直紀の研修では、パワハラ・セクハラ・マタハラ・カスハラなどの基本知識に加え、管理職として注意すべき言動、適切な指導方法、相談対応の留意点を具体的に解説します。ハラスメントのない職場づくりに向けて、実務に役立つ研修をご提供いたします。
ハラスメント対策研修例(管理職向け)
(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。
研修講師:坂本直紀の紹介
坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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