教室で怒鳴る男性教諭と怯える児童たち、悲しそうな表情の女性教諭
職場で怒鳴られ、精神的に追い詰められている女性教諭のイラスト
上司の男性教諭からパワハラを受け、うつ状態となった女性教諭。教育現場における通報者保護の欠如が浮き彫りに。

【概要】

札幌市教育委員会(以下「市教委」)は、40代の男性教諭を停職6か月の懲戒処分にしました。

具体的には、次の内容が特徴的です。

1.この男性教諭は、特別支援学級において、少なくとも3人の児童に、額を指で弾く、授業中に児童のイスを蹴るなどの体罰や不適切な指導をしていました。

2.さらに、男性教諭の指導について市教委に訴えた同僚の女性教諭に対して、教室で「逃げんなや!」と叱責するなどのパワハラを行いました。女性教諭はその後、うつ病と診断され自殺を図りました。

3.この男性教諭は、依願退職しました。

【意見・感想・解説】

まず、特別支援学級での体罰は、極めて深刻だと言えます。

特別な配慮を必要とする児童に、身体的・精神的苦痛を与えています。人権的観点から、とても容認できません。

さらに、同僚女性の教諭が適切に通報したにもかかわらず、加害教諭が逆に教室内で「逃げんなや!」と威圧するなどのパワハラ行為に出ました。

そして、女性教諭はうつ病を発症し、自ら命を絶ちました。
これは、通報者保護が全く図られていなかったことを意味します。

市教委は猛省して、このようなことが繰り返されないように再発防止を徹底する必要があります。
⚠ 緊急時は 119(救急)/110(警察)
いのちの電話 0570-783-556(24h)
#いのちSOS 0120-061-338(24h・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24h・多言語)

ハラスメント対策研修のご案内

教育現場での痛ましいパワハラ事例は、職場全体の安全と信頼を揺るがす深刻な問題です。特に今回のケースでは、同僚による通報がパワハラにつながり、結果として尊い命が失われてしまいました。

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ハラスメント対策研修例(管理職向け)

(1)ハラスメントによるリスク
(2)セクシュアルハラスメントとは
(3)パワーハラスメントとは
(4)妊娠、出産、育児休業等のハラスメントとは
(5)カスタマーハラスメントとは
(6)ハラスメントと労災
(7)ハラスメントをしないために
(8)怒りの感情コントロール
(9)適切な指導
(10)相談対応上の留意点
(11)ハラスメントを受けた場合
(12)ハラスメント防止規程解説
(13)職場内コミュニケーション
(14)グループワーク
(15)まとめ
一緒にハラスメントのない職場づくりを目指しましょう。

 

研修講師:坂本直紀の紹介

坂本 直紀(さかもと なおき)
人事コンサルタント/特定社会保険労務士/中小企業診断士
坂本直紀 社会保険労務士法人 代表社員
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